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イキリト発生中… ページ13

だるそうにしている初音の上にプリントを乗せ、答えるリボーン。

「・・・何これ。こんなのもやらないの?大学のだね。あーあ、残念だよ。

陰湿だね、出したやつ。暗号化目的で三年前解いたのがここで出るんだ。

普通中学生は解けないのに悪趣味だね。でもこれ位解けるよね。所詮名だけの名門だし」

数秒見つめた後、愚痴とプリントを出した人への愚痴を淡々と呟く。

陰の者特有の早口withまくしたてが出てしまったのは猛省している。

「…え?」

「「…は?」」

「…ん?」

「…はひ?」

唖然とした声が輪唱される。

正確には響かず、その上視線が再び痛いと言うのが正しいが。

「・・・答えを言ってみろ。」

数分の沈黙が重苦しくのし掛かり、その後リボーンの一言が破った。

「きゅふ…ふふふ。四。答えって、四でしょ?」

我ながら独特な笑い声を上げ、四と言いながらぶかぶかの手から四本だけ指を出す。

反対の手で口許を隠し、嘲笑するかのように、然し苛立たない程度に笑う。

あぁ、同類(クズ)の目論見をへし折るのはやっぱり楽しい!

「正解だ。」

リボーンが明るく(表情は読めないが)答える。

「・・・ごめんね。ちょっと見苦しい所を見せちゃったよ。怒って」

「ベリーキュートです!」

「ぬぇっふぅ?!」

もう既に変人認定だとわかっていたから要らぬ心配して見渡した刹那、ハルに抱きつかれ、おかしな叫び声が上がる。

だめだ、調子が狂ってしまう。

「じゃあ俺は帰るよ。まだ積みゲー消化が有るからね」

さも当然かのように自然に、誰にも止める事が出来ぬかの様に帰る。

「…死亡フラグ乱立直後、三浦ハルって女に捕まって…。

最近イベント多いね。良くある乙ゲーとかギャルゲかっての。」

薄い明かりを付けてゲームをしている中、少し呟く。

ただ、少し楽しいと思ってしまった。

今北産業はそろそろ古い?→←だから褒められるの勘弁願いたいって言っただろ



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作者名:菫青 | 作成日時:2019年9月18日 19時

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