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『....え！？』
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私の思考は完全に停止
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「ありがとう、俺のために。」
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ぎゅっと力強くなる平野くんの腕
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首を横に振るだけで精一杯だった
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「でもさ、」
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平野くんの顔は私の前に
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「これからは俺にAちゃんの事守らせて。」
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吸い込まれそうな瞳
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『...はい。』
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私の言葉に
ニコッと平野くんは笑って
もう1回私を抱きしめた
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「...大好き！」
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こんなに気持ちを
ストレートに言う人っているんだろうか
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恥ずかしくなったけど、
...私も
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『私も、大好きだよ。紫耀くん。』
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すると紫耀くんはバッと私から身体を離して
大きな手で顔を隠した
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『どうしたの？』
「急に敬語じゃなくなるし名前呼びだし...。
そんな可愛い顔しないで笑。」
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_______名前は好きになったら呼んで。
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そう言ったのは紫耀くんなのに
照れてるのかな？
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『...可愛い笑。』
「先輩からかっちゃいけません！」
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なんて言って笑う紫耀くんに
胸が締め付けられる
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「午後のリレー俺、アンカーなんだ。」
『そうなんだ！』
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「ゴールの近くで見てて。
絶対1番なるから。」
『...わかった！頑張ってね！』
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そろそろお弁当食べないと、
と立ち上がる私の腕を紫耀くんは掴んできた
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「もし、1番なったらさ...。」
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そう言って立ち上がって私の前に
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「ご褒美頂戴？」
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苺大福(プロフ) - masumiさん» コメントありがとうございます！！続きも出来たら違う作品も描きたいですね...！頑張ります！ (2019年10月13日 23時) (
レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
masumi(プロフ) - また紫耀くんメインのお話し書いて欲しいです。どこまでもの続きも楽しみにしています。 (2019年10月13日 22時) (レス) id: 04bb81641c (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - shokun82さん» あああ、誤字ってました！すみません！！！ (2019年10月3日 23時) (レス) id: 57fd65d360 (このIDを非表示/違反報告)
shokun82(プロフ) - syoではなくshoですが (2019年10月3日 23時) (レス) id: e323144fab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺大福
| 作成日時：2019年9月28日 23時
