桃×赤 ページ1
俺の名前は桃白 さとみ。
自分で言うのもなんだが、俺はかなりモテる。
そして今日は入学式。
女子A「あっ!さとみ先輩だよ!有名だよね!」
女子B「新入生のうちらですら知ってるからね!」
女子C「ホントかっこいいよねー!憧れちゃう!」
ほらな?モテるだろ?
ガヤガヤ
…ん?なんかあっちの方が騒がしいな。行ってみっか。
さ「ちょっとすいませーん。」
俺が人を避けてみてみると、そこには可愛い男が立っていた。
…でも、顔面偏差値は俺の方が…
って思ったけど、おんなじくらい整っていて可愛い。
?「ちょっとすいません。どいてくれますか?」
…でも愛想は俺の方がいいな。
あの雰囲気は…1年か。学校に慣れてない感じがするし、なにより背が少し低い。
…ていうかかなり低い。
まぁそれが分かればあとはこっちのもんだ。
男子をも惚れさせる俺の恋愛テクニックで、おとしてやる。
そうと決まれば、早速あいつのクラスを調べねば。
俺は気づかれないように、下駄箱を確認した。
ふーん。あいつは1−2か。名前は赤城 莉犬。
あ、ちなみに俺は2−3だ。
ま、あとは入学式が始まる前に1−2に行かなきゃな。急がないと。
タッタッタ
ふう。ついたな。ここがあいつのクラスか。
さ「ごめん。莉犬くん…いるかな?」
女子A「え?あっああいますよ?すぐ呼びますね///」
ふっちょろいぜ。
おっ、もうきたか。
莉「…なんですか?さとみ先輩。」
さ「おっ?俺のこと知ってるんだ。」
莉「はい、まあ…有名ですからね。」
さ「ふぅーん、そうなんだ。まあ、俺も君の名前くらいは知ってるよ。莉犬くん?」
莉「あーはい。ありがとうございます。」
うーん。やっぱり愛想がないな。全部の言葉が棒読みだ。
…まぁここで仕掛けるか。
ドンッ!
まぁ仕掛けるといっても壁ドンするだけだけどな。
さ「俺さあ。君みたいな愛想がない子、いいと思うよ?」
さ「だけど、やっぱり愛想があるほうが君の可愛さが引き立つと思うんだ。」
莉「はあ。」
さ「だからさ。俺のこと、好きになってよ。」
決まったー!
これが決まればどんな奴でもイチコロなんだ!
莉「すいません。」
…え?
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作者名:姫猫 | 作者ホームページ:http://uranai
作成日時:2020年6月5日 23時