幹部が国離れてもいいのかね？

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「了解、ありがとうね外交官殿」

そう言って私は彼の執務室を後にした
次に向かうべきは総統室だ
幹部の執務室から総統室は近い為今度は徒歩で向かう
ノックしたが返事が無いのでそのまま部屋に入った
中に居たグルさんの目の前には書類が山積みになっている
集中して気付かなかったのだろう

「総統閣下」

そう声を掛ければようやく気付いたのか
顔を上げる、トン氏が居ない分、国政の書類はすべてグルさん一人で片付けているのか
目の下には薄っすらと隈が出来ている

グル「Aか、どうした」

「オスマンから聞きました、一か月後日本の公安警察が来ると」

グル「そうだが・・・詳細を聞きに来たか」

「話が早くて助かります」

グル「公安からは『降谷零』『風見裕也』それと、降谷零からの申し出で『江戸川コナン』『灰原哀』『阿笠博士』もついてくるらしい」

「風見裕也は江戸川コナンと灰原哀の正体を知らないのではなかったですか？」

グル「そのあたりは向こうで上手くするだろう」

あ、この人何も考えて無かったね
投げやりだもの、まあ書類の量的にも仕方ないね
それにしてもあのメンバーか、それなら別に正体ばれてもいいかな

「私達は一度城に戻った方がよろしいでしょうか」

グル「そのあたりは自由でいい、ただ我が国の航空機で迎える」

「つまり管理及び指示出しの為私は戻らなければならないと」

グル「そういう事だな」

「了解です、手配しておきますね」

グル「ああ、頼んだ」

そうして私は総統室を出た
おそらく会談の事はトントン達は知らないだろう
一度拠点に戻り伝えるべきだろう
そうしてまた図書室に飛び、扉を通り拠点へ戻る
時間的にそろそろ夕食の為食堂に向かった
案の定既に皆揃っていたようだ

トン「遅かったな、城に戻ってたんか？」

「まあね、報告したいことあるから、夕食中にでも話すよ」

鬱「まあ俺等も偵察の報告とかしたいから夕食兼報告会でええんとちゃう」

「うん、それでいい」

ささっと夕食の支度を済ませ
夕食兼報告会を始めた
トン氏や大先生の報告、私とショッピ君の報告
いずれもパーティーには影響が無さそうで助かった
にしても会談について話した時に
トン氏が驚いてた上に溜息を吐いている所を見て
大変だなと他人事のように思ったのだった

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