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図書室もとい図書館は中心が吹き抜けになっている三階建ての部屋?だ
此処の管理はほぼ全てエミさん一人で行っている
毎度毎度思うのだがこの量を一人で管理するのは純粋に凄いと思う
それより私はエミさんに用があるのだった
「エミさ〜ん?」
図書室の一階にある受付に向かう
そこにはエミさんが居たが読書に集中しているらしく
気付いていないようだ、私の悪戯心が疼く
気配を消してエミさんの背後に忍び寄り彼が紅茶を飲んでいないのを確認してそっと肩を叩く
「エ〜ミさん♪」
エミ「うわぁぁ!?ってAさんでしたか、脅かさんといてくださいよ」
余程驚いたのか関西弁が出ている
暫く仕事ばかりだったので満足そうに笑ってみる
・・・案の定、苦笑いされた
エミ「・・・それで、Aさんは日本に行ったのではなかったのですか?」
「それなんだけどね、グルさんから聞いてるとは思うけど、黒の組織について何か知らない?」
エミ「残念ながら私にはわかりませんね、わかる人がいるとすれば・・・ロボロさんか、オスマンさん、ですかね」
「マンちゃんかぁ・・・そこは盲点だった、ありがとねエミさん」
エミさんにそう礼を言って図書室を出る
マンちゃんなら中央にいるはず・・・
まあ一応インカムで連絡を取る
マン「うん?Aちゃんか、どうしためう?」
「ちょっと話したい事があるんだけど、今何処に居る?」
マン「んぇ?・・・いいよ、今は俺の執務室に居るから」
「んじゃそっち行くね〜」
此処から中央にはそれなりに距離があって面倒なので
マンちゃんの執務室の前まで飛ぶ
目を閉じてその風景を思い浮かべ少し力を込める
目を開くと執務室の前だった
ノックすると緩い返事が返って来たので扉を開け中に入る
マン「早かっためう〜、また飛んできたんやろ」
「図書室から此処までだとそれなりに遠いからね」
マン「まあいいめう、組織の事について、やろ?」
普段の糸目を少し開け翡翠色の目が見える
いつにもまして真剣な眼差しからなにかを掴んでいるのは明確だった
外交モードに入った彼に合わせ、私も仕事モードに入る
「何か掴んだの?」
マン「・・・一か月後、この城に日本の公安警察が来ることになった」
「公安、と言うと?」
マン「現在、公安には組織へのスパイが居る、その内の一人とその補佐が来るらしい」
「そのスパイは、安室透・・・降谷零か?」
マン「さぁ、詳しい事はグルッペンにでも聞いて」
「了解、ありがとね外交官殿」
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カフェオレ - 私主さんの作品好きです!更新停止なのは残念ですが好きです!wまた更新してくださると嬉しいです! (2020年6月1日 19時) (レス) id: 1aa822ddcf (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - すき焼き定食さん» 申し訳ありませんが、入隊希望は締め切らせていただいています。ですがキャラクター自体は把握しておきます。コメントありがとうございます。 (2019年8月22日 7時) (レス) id: 904d1f9691 (このIDを非表示/違反報告)
すき焼き定食(プロフ) - 入隊希望です!(遅いと思うけど)名前ノール 性別女 性格 無口で毒舌だけど上司は尊敬してデレデレしてる。特技何やっても表情を変えない(ついでに犬を目の前にすると人が変わったように慌てる 頑張ってください! (2019年8月21日 19時) (レス) id: 521965ec89 (このIDを非表示/違反報告)
不完全の極み(プロフ) - 夢主ちゃんと沙弥の絡み!?神やん…ニヤニヤしてしまった← 評価何で何回も出来ないの~泣 (2019年7月26日 14時) (レス) id: 684bdbcd72 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 一応カナトさんまでで入隊希望を締め切りたいと思います。皆さんご協力誠にありがとうございます。 (2019年7月1日 18時) (レス) id: d55ab5779a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫 | 作成日時:2019年5月6日 0時