第十二話 ページ14
NOside
黒の組織とポートマフィアの会談から一ヶ月ほど経つ
それまで江戸川コナン、黒の組織とポートマフィア、有栖の接触は一切無かった
黒の組織はある組織から武器を購入するべくヨコハマの港に来ていた
そこは本来ポートマフィアの縄張りだ
黒の組織も当然警戒した
だが相手の組織はマフィアの傘下でありその組織もマフィアから許可を貰ったという話だった為取引に応じたのだ
武器の性能も良い為黒の組織にとっても良い取引だった
傘下1「いやぁ助かりました、最近儲けが少なくて」
ジン「此方としても質の良い武器が手に入るのは助かる」
それを影で見ている少年がいた
コナン「あれは、黒の組織と・・・何だ?」
「知りたいですか?江戸川少年?」
不意に少年の背後から
有栖川が現れる
「シー」
有栖は口元に人差し指を当てる
何故殺さないのか、江戸川少年は疑問を抱き有栖を見る
「公安と取引をしました、ポートマフィアは君を殺しません、君はここで隠れていなさい」
江戸川少年を物陰に隠し
仮面を被り変成器のスイッチを入れる有栖
そして取引をしている現場に向かう
【取引中失礼します】
傘下1「!!?な、何故ポートマフィアが・・・」
【何故?ここはマフィアの縄張りです、さて我々を裏切るとは良い覚悟ですね】
ジン「・・・どういう事だ」
ジンは取引相手を睨みつける
傘下1「これは・・・違ッ!」
【一体何が違うと言うのです?無断で取引を行い、あまつさえ我々の武器を横流しするこれは立派な裏切り行為、首領に報告させていただきます、無論貴方はここで死にますが】
傘下1「ひっ!た、助け――」
傘下の人間は逃げようとするも
裏幹部から逃げられるハズもなく
有栖が彼に向かい手を翳すと、彼は紅い華を咲かせ
あっけなくその命を散らしてゆく
【ジン、貴方に非が無いとは言えません、しかし今回は見逃しましょう、早々に立ち去りなさい】
有栖の威圧にジンは素直に応じた
その後有栖は掃除屋を呼びその場を去っていった
コナン「これは・・・」
江戸川少年はポートマフィアの実力を改めて
思い知ることとなった
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レイ(プロフ) - りゃんくさん» コメントありがとうございます。最近ネタ切れで更新遅くなると思いますが生暖かい目で見守ってくださるとありがたいです。 (2019年4月27日 23時) (レス) id: d55ab5779a (このIDを非表示/違反報告)
りゃんく - 有栖川有栖って小説家さんですよね?私も好きです!設定めっちゃかっこよくて、お話もとても面白かったです! (2019年4月27日 23時) (レス) id: b724a19623 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒猫 | 作成日時:2019年2月2日 14時