拾った彼女と拾われた彼【紫色のEND】

17話 ページ19

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そしてとうとうその日曜日がやってきた。







朝から待ち合せて今日は映画でも見に行かないか、ということになっていた。








仕事の息抜きにでも、ってことで誘ってみたんだけど、めちゃくちゃ緊張してる。









ちなみにあの誤字はスルーされました。





シンプルに「空いてるよー」って返信が来たのですよ。









あのあとやらかしたーってお兄ちゃんとわたわたしてたのに、数分後には返信が来たから2人で安心して笑ってしまった。









そして今回のお洋服はぴたっとタイプ。

体のラインが出るタイプ？






ころんくんが言ってたちょっと女の魅力が出るやつ？






を着ています。







それだけで緊張しますね。









待ち合わせは5分後。









もりさんまだかな〜と、待っていると、彼から連絡が来ているのに気づいた。









10分前に来ていただなんて…







そしてそこには「着いたよ〜」とのこと。









んあ？







え、え、ここじゃなかったっけ。









私はトーク履歴を確認して待ち合わせ場所を確認する。





間違い、ない…








あれー、そこまで混んでないのに…








と私がキョロキョロとしていると、ふと視界が暗くなった。









「だーれだ？」








え！








「もりさん！」








その優しい聞き覚えのある声に振り返ると、そこには紛れもないもりさんが立っていた。









「ふふふ、ごめんね、そこの角を曲がったところに立ってたの」









Aちゃんの既読ついたから来てるかなーって思ったらキョロキョロしてるのを見つけて。









可愛くて思わずイタズラしちゃった。









だなんて言ってくるもりさん。







彼のことを意識しだしたからか、そんな言葉だけでドギマギとしてしまって、頬が熱くなったような気がした。









「行こうか」









私は彼に手を引かれて映画館に入った。








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