百五十九粒 ページ17
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「あーね?いいじゃん。
ジェルくん以外は誰がいいとかあんまりないしね」
皆がさんせーい、と声を揃えた。
所々仲良しをアピールしてくるなこの人たち。
と、自分のことなのに何故か微笑ましく彼らのやり取りを見ている。
「でもころちゃんよく言ったよね、自ら消去されに行くなんて」
「はぁ?それどういうこと?」
わーわーと小突き合うころんくんと莉犬さん。
「まぁまぁ、落ち着いてって。
とりあえずころちゃん除外ね」
それを冷静に抑えるもりさん。
サラッところんくんは除外されてしまったけど。
ムスッとしつつも彼はそこまで気にして無さそうだった。
自覚はあったのかも()
「まー、後は俺ともりさんはナシだよなぁ」
「わかる、俺自分でもナシだと思う」
しかし何故かななさともここで自ら辞退。
てことは残っているのは…
「僕と莉犬?」
ここでもあざと組でした。
…私の中で莉犬さんはあざといにはあんまし入っていないのだが。
あざとい組でした。
「うん、じゃあ莉犬くんだね」
そしてあっさりと決まってしまった。
「なんでですか!」とるぅとさんは言っているが彼もそれほど気にしていないようで。
「じゃ、Aちゃん、俺らは最善を尽くして選んだけど、なんかあったら直ぐに大きな声出すんだよ?」
「俺目覚め良いから、任せろ」
「ジェルくん、莉犬、わかってるよね」
「いやるぅとくん怖…」
残りの4人は私に力強く(?)そう言ってくれた。
あ、正しくは3人、いや2人。
「ふふ、大丈夫ですって」
なんだかさっきから彼らのやり取りが面白くて、つい笑ってしまった。
「…うん、じゃあ会場に行って色々と準備始めるよ!」
パタパタと支度を始める彼ら。
よし、私も頑張りますか。
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莉犬猫 - ななもり。さんだけidでてます (2022年6月18日 20時) (レス) @page43 id: a2185c14b6 (このIDを非表示/違反報告)
めーたん - 王子様を選ぶ所で選べないキャラがいたのでそのストーリーをみたいです! (2022年1月22日 9時) (レス) @page43 id: 0f93307700 (このIDを非表示/違反報告)
ツッツ〜 - なーくんのしかlD出てきません… (2020年8月18日 2時) (レス) id: 98be095f42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - あと、何か最後の誰を選ぶ?みたいな所で紫の王子以外のID出ていませんでしっ… (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 完結おめでとうございます! (2020年7月17日 6時) (レス) id: a7dddc0f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅうく | 作成日時:2020年4月19日 13時