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百三十二粒 ページ46

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あの日から数日が経ち、私の呼び鈴がなった。









私はそっと扉を空けた。









「ころんくん?」









そしてそこに居たのはころんくんだった。


そして彼は一言こう言う。








「なーくん達今日来るよ?」









「え、そうなんですか?」








「あれ、連絡来てない?」








新事実に驚きつつもまだ連絡が来ていないことを確認する。









「あれぇ…」







と彼は頭をかいた。









どういうことだろうか…

と少し不安になりつつも先日の莉犬くんとの会話を思い出し、ネガティブな考えを払拭する。








そして彼に恐る恐るその事を聞いた。









「あの後どうなりましたか…?」








「まぁ大丈夫だったよ、るぅとくんもそんなに反対する気はなかったし」








そんな私の問いかけにも彼はそうのんびりと答えた。









「そうなんですか…」








「うんうん」








そういう彼の落ち着いたトーンに、ふと聞いてみた。









「…ころんくん、私ってがめついですよね」






素直に思っていたことを話す。
なんだろう、もう悩んでいるとかではないんだけど。
事実をどうやって認識されているかが気になったのだ。








「だいぶね」






そんな私に対して素直に返してくる彼。








「うん、知ってました」







「初めはガッツリ近づく気あったんだよね?」









「…そうなんです」









「で、今やっと力になれるってなった時にそれが足枷になっちゃったんだよね」









そう、そうなんだ。
私がこの人たちに近づいたのは事実だから、なんとなくやましい関係に見えてしまうのだ。

まぁ、充分やましいのだけれども。








私は彼の優しい問いかけに静かに頷いた。







____

更新がまた空いてしまって申し訳ないです…!

そしてまたまた次の小説に行かないと入り切らない…という結果に…くぅ…

というわけでしばらくしたらまた続編いきます!!





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ゆぅる - しゅうくさんは読者をキュンキュンさせる天才ですか?? (2021年12月6日 22時) (レス) @page11 id: b4dee99bf3 (このIDを非表示/違反報告)
しゅうく(プロフ) - ゆあもんさん» ゆあもんさん…!!神ではないですよ!?でも頑張りますね!ありがとうございます!! (2020年5月17日 11時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあもん - しゅうくさん神ですか?私毎回読ませていただいてます!もうねこの作品は神です!これからも応援するので頑張ってください! (2020年5月9日 12時) (レス) id: 9253ce94df (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - しゅうくさん» 全然です!!ご自分のペースで更新されてください!いつまでも待ってます! (2020年4月20日 14時) (レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやの♪(プロフ) - しゅうくさん» 応援してます!(^^) (2020年4月19日 22時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅうく | 作成日時:2020年3月17日 23時

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