占いツクール
検索窓
今日:242 hit、昨日:372 hit、合計:263,282 hit

百十九粒 ページ32

.






「ごめんジェルくん、これは悪口じゃないけど信じたくないよ俺」









「なーくんそれどういう意味?」









「確かに僕も信じたくない」









「ころん?」









いや確かに本当に兄妹だったら信じられないだろうけど。








「あの、あれです。
近所のお兄ちゃんって意味でのお兄ちゃんなので…」









私がそろーっと言うと彼らは「なーんだ」と安心したように言った。








なんだろう、なーんだってなんだろう。





確かに私も実の兄妹には見えないのは認めるけどそこまで言うかなぁ。








ほら、確かにお兄ちゃんは頭良くて優しくて…いや、めちゃくちゃいい人だけど。



だからこそそれで兄妹に見えないというのはなかなか私に問題があるのでは…?









ちよっとショックを受けている私の肩を誰かが揺すった。





「A!!俺の質問に答えとらんやろ??」








よっぽど気になってる様で勢いが凄い。








「俺、なーくんの命の恩人って聞いてんけど。
何があったん…?」








かと思えばすごく心配そうに聞いてくる。









このお兄ちゃんはなかなかに過保護だったことを思い出して私がむしろ彼の頭を撫でた。








「そんなに心配することじゃないよ?
命の恩人とかって言えるほど素晴らしいことをしたわけでもないし私はこの通り平気でしょ?」









私の予想だときっと彼は私がもりさんを命からがら助けた命の恩人だとでも思っているはずだ。





だから私は平気だよー、と笑ってみる。





昔から心配しすぎてくれて逆にこちらが心配になる…だなんてこともしばしば。


そして私の予想通りに彼は「そうなん?」とほっとしたような顔をしてくれた。









「ちょっと具合が悪そうだったから家で休ませてあげただけだから」









しかし私がそう言うと彼はちょっとだけ眉を動かした。








あれ。









「…それは初対面で?」






「え、うん」









…変かな。



いや変か。
心配性のこの人なら心配するか。









やべぇ。とチラリともりさんを見ると、彼もまと私と同じような顔をしてこちらを見ていた。









「…なーくん、後でもうちょっとだけ聞かせて?」









…いや、私はご飯作るから。


もりさん、そんな助けを求めるような目で見ないでおくれ…







.

百二十粒→←百十八粒



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (302 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1286人がお気に入り
設定キーワード:すとぷり , さとみくん , るぅとくん
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しゅうく(プロフ) - ゆあもんさん» ゆあもんさん…!!神ではないですよ!?でも頑張りますね!ありがとうございます!! (5月17日 11時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあもん - しゅうくさん神ですか?私毎回読ませていただいてます!もうねこの作品は神です!これからも応援するので頑張ってください! (5月9日 12時) (レス) id: 9253ce94df (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - しゅうくさん» 全然です!!ご自分のペースで更新されてください!いつまでも待ってます! (4月20日 14時) (レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやの♪(プロフ) - しゅうくさん» 応援してます!(^^) (4月19日 22時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)
しゅうく(プロフ) - 瑠李さん» うー、がんぱります…! (4月19日 13時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しゅうく | 作成日時:2020年3月17日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。