占いツクール
検索窓
今日:242 hit、昨日:372 hit、合計:263,282 hit

百粒 ページ13

.







「にしてもほんま上手なったなぁ」







食後のお茶を飲みながら談笑する。








「ふふふ、練習したのよ〜」







と私も笑ってみせる。

もりさんのために頑張ってたものがこうやって色んな人に認められて。





もりさんのおかげかもしれない。









「ふーん、どこの男のために頑張ったのかねぇ」








だがしかし何故か彼はそんなことを言って。



いや、確かにもりさんは男だけれども何故分かった…?






最近口の紐緩いのか。






などと先日の日高さんとの会話を思い出す。



あの時もポロッと口から漏れていたのだ。









しかしそんな私に呆気なく彼はこう言った。









「え!?ほんまに男のために頑張ったん??」





って。









「え?どゆこと??」









ちょっと会話のスピードが早すぎて着いていけなかった。









「いやだから、冗談で言ったのにほんまにそんな顔したから…」








とごにょごにょと言ってくる。









あらま、もしかして私は顔に出やすいタイプになってしまったのか。





昔は鉄面を誇っていた私の表情筋が豊かになったのか…








だなんて思いながらちょっと訂正した。









「まー、頑張ったのは確かに頑張ったけど、別に彼氏とかいないしそういうのじゃないよ?」







って。





もりさんは人として好きだから。


きっともりさんも人として好きでいてくれてるんだと思う。



だって私自身が好きってことは私の人間性を好いてくれてるってことだろうし。








それに、なんだかお兄ちゃんにこういう話をするのは少し恥ずかしくて。


きっと茶化されるのも恥ずかしいんだろうけど。






なんだろう、兄のように慕っているからこそ余計に恥ずかしく感じてしまうのだ。







きっとお兄ちゃんのいる子ならわかるんだと思うけど、実の兄に恋バナなんて恥ずかしいと思う。







私のは恋ではないけどさ。









「そうなん?ならいいけど。
Aが取られたかと思たわ」








そんな私に心底ほっとしたようにそう言った。








昔から甘やかしてくれるけど少し過保護なところもあったお兄ちゃん。







まぁ、それも含めて好きなんだけど。





.

百一粒→←九十九粒



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (302 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1286人がお気に入り
設定キーワード:すとぷり , さとみくん , るぅとくん
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

しゅうく(プロフ) - ゆあもんさん» ゆあもんさん…!!神ではないですよ!?でも頑張りますね!ありがとうございます!! (5月17日 11時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあもん - しゅうくさん神ですか?私毎回読ませていただいてます!もうねこの作品は神です!これからも応援するので頑張ってください! (5月9日 12時) (レス) id: 9253ce94df (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - しゅうくさん» 全然です!!ご自分のペースで更新されてください!いつまでも待ってます! (4月20日 14時) (レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやの♪(プロフ) - しゅうくさん» 応援してます!(^^) (4月19日 22時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)
しゅうく(プロフ) - 瑠李さん» うー、がんぱります…! (4月19日 13時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:しゅうく | 作成日時:2020年3月17日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。