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百粒 ページ13

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「にしてもほんま上手なったなぁ」







食後のお茶を飲みながら談笑する。








「ふふふ、練習したのよ〜」







と私も笑ってみせる。

もりさんのために頑張ってたものがこうやって色んな人に認められて。





もりさんのおかげかもしれない。









「ふーん、どこの男のために頑張ったのかねぇ」








だがしかし何故か彼はそんなことを言って。



いや、確かにもりさんは男だけれども何故分かった…?






最近口の紐緩いのか。






などと先日の日高さんとの会話を思い出す。



あの時もポロッと口から漏れていたのだ。









しかしそんな私に呆気なく彼はこう言った。









「え!?ほんまに男のために頑張ったん??」





って。









「え?どゆこと??」









ちょっと会話のスピードが早すぎて着いていけなかった。









「いやだから、冗談で言ったのにほんまにそんな顔したから…」








とごにょごにょと言ってくる。









あらま、もしかして私は顔に出やすいタイプになってしまったのか。





昔は鉄面を誇っていた私の表情筋が豊かになったのか…








だなんて思いながらちょっと訂正した。









「まー、頑張ったのは確かに頑張ったけど、別に彼氏とかいないしそういうのじゃないよ?」







って。





もりさんは人として好きだから。


きっともりさんも人として好きでいてくれてるんだと思う。



だって私自身が好きってことは私の人間性を好いてくれてるってことだろうし。








それに、なんだかお兄ちゃんにこういう話をするのは少し恥ずかしくて。


きっと茶化されるのも恥ずかしいんだろうけど。






なんだろう、兄のように慕っているからこそ余計に恥ずかしく感じてしまうのだ。







きっとお兄ちゃんのいる子ならわかるんだと思うけど、実の兄に恋バナなんて恥ずかしいと思う。







私のは恋ではないけどさ。









「そうなん?ならいいけど。
Aが取られたかと思たわ」








そんな私に心底ほっとしたようにそう言った。








昔から甘やかしてくれるけど少し過保護なところもあったお兄ちゃん。







まぁ、それも含めて好きなんだけど。





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ゆぅる - しゅうくさんは読者をキュンキュンさせる天才ですか?? (2021年12月6日 22時) (レス) @page11 id: b4dee99bf3 (このIDを非表示/違反報告)
しゅうく(プロフ) - ゆあもんさん» ゆあもんさん…!!神ではないですよ!?でも頑張りますね!ありがとうございます!! (2020年5月17日 11時) (レス) id: 547af1fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあもん - しゅうくさん神ですか?私毎回読ませていただいてます!もうねこの作品は神です!これからも応援するので頑張ってください! (2020年5月9日 12時) (レス) id: 9253ce94df (このIDを非表示/違反報告)
シキ(プロフ) - しゅうくさん» 全然です!!ご自分のペースで更新されてください!いつまでも待ってます! (2020年4月20日 14時) (レス) id: 3de2eab1b1 (このIDを非表示/違反報告)
あやの♪(プロフ) - しゅうくさん» 応援してます!(^^) (2020年4月19日 22時) (レス) id: 5ba2df906e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しゅうく | 作成日時:2020年3月17日 23時

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