合縁奇縁【ヒロアカ×呪術廻戦】 (ページ33)

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「…～っ！恵～！お疲れ様！」

「あぁ。…なんでそんな息切れてんだ。」

「恵の試合観てたら移動するの忘れてて…」

「行ってこい」

「うん！次の試合で会おうね！まぁ勝つけど！」

「楽しみにしてる」

パシンッとすれ違いざまに手を合わせる
絶対勝って、恵にも勝つんだ

息を整えて1歩踏み出した。

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『さァ!第四試合だァ!!!どんどん行くぞォ!』

『ザ・中堅って感じィ!?
ヒーロー科飯田天哉!!!』
『ヴァーサス!』
『そろそろ怖ェよ呪術専攻科!修羅木A!!』

『第四試合!スタァァァット!!!』

スタートの合図と共に向かってくる眼鏡くん
スピード重視で先手必勝！だとか考えてるんだろうな

向かってくる眼鏡くんを受けることなく軽々と避ける
これは試合。ある程度〝魅せる〟ことが大事だと言われた

『オォ!修羅木A難なく華麗に避けるゥ!
呪術専攻科っつーのは過酷な修行でもしてんのか?』

手で支えて後ろへバク転。これは悠仁に教わった回避技
と言っても悠仁は素の身体能力だけれど

すかさず足元に眼鏡くんの足技が来るけれど、これは真希先輩との模擬戦で体験済み。これには沢山転がされた……

それよりも。

「やっぱ速いね眼鏡くん！」

「飯田天哉だ！当たり前だろう！」

スピードでは私が劣る。攻撃は受けていないものの、避けてばかりでは攻めきれないのも事実
だからスピードを落とすまで

「〝定律転換〟…おりゃッ！」

術式を発動させて、呪力を巡らせる
右手で地面を思いっきりぶん殴った

バキバキバキッと音をたてて凹凸に割れるステージ
これなら飯田くんも動きが鈍るだろう

『な!?なァんと!!!ステージ半壊ィ!?』
『オマエ本当何なの?どうなってんのォ!?』

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