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月曜日。
いつも通り、隣の席の岸先輩と顔を合わせる。
気持ちはすっかり軽くなって、ちゃんと笑顔で挨拶できた。けれどなぜか岸先輩の方が困ったような顔で、下手な作り笑いを浮かべている。
…どうしたんだろ。
まさか本格的に妹と付き合うことになって、私にそれを報告するのが気まずいのかな…。
立て直したはずのココロが再びフラつきそうになった時、明るくハスキーな声が後ろから飛んで来た。
紫「A先輩おはよぉ〜！金曜日大丈夫やったん？」
席にカバンを置いた紫耀くんが、マフラーを外しながら私に微笑みかけている。
『いやぁ〜…お恥ずかしいところを見せちゃって…。松本さんがしっかり送ってくれたから大丈夫だったよ！研修用の資料もついでにチェックしてもらって結構捗ったし、ホント感謝しかない…！』
紫耀くんと、なぜか岸先輩まで目を丸くして私のことを見ている。
紫「えっ！？！？あの後、資料やったん！？！？あんなベロベロで！？」
『いや、次の日！』
紫・岸「……え？」
『なんと朝ごはん、作ってくれたんだよー！？
あの松本さんが！！しかもオシャレなの！！
なんで同じ材料なのに完成するとあんなにクオリティ違うんだろ…
やっぱり作る人の問題なのかなー…』
パソコンを立ち上げながらブツブツ言う私を、2人がまん丸のままの目で眺めている。
紫「…A先輩、それってぇ…」
紫耀くんの躊躇いがちな声が聞こえて来た瞬間…
「A！」
ピシリと芯のある、よく通る声。
みんなが一斉に振り向いた先には、
ノーメガネにキャメルのチェスターコート、濃紺のマフラーを巻いた松本さんが、筆で書いた一本線のような美しい立ち姿でこちらを見つめていた。
『おはようございます！
週末は色々とありがとうございました！』
松「ん、お疲れ。…ちょっと。」
松本さんに手招きされ、そそくさと窓を背にした席へと走り寄る。
松本さんは少し屈んで私の方へ顔を寄せると、
「…例の話、した？」とごく小さな声で耳打ちして来た。
『…松本さんが泊まったこと、岸先輩に匂わせとけってお話ですよね？？…一応、やってはみましたけど。』
それを聞いた松本さんはやっぱり優しい目でにっこりと笑い、「…おっけ。」と言って、私の頭をポンッと撫でた。
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きのこ(プロフ) - ゆり:)さん» びっくりした！ゆりさんかぁ（笑）おかわり嬉しいです！！じゅーん！！上司な嵐さんは最高や… (2020年10月6日 1時) (
レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり:)(プロフ) - じゅーん！そして岸パイセン。今日幸せにおかわりしました。明日は京都編読もっと！(おかわりの報告ごめんなさい) (2020年10月6日 0時) (レス) id: 4c9de357d4 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - 涼杜兄妹さん» ありがとうございます(^^)岸くんはいつも「ただの岸くん」を目指して手探りで書いてます（笑）決して自信があるわけではないので、お褒めの言葉を頂けて嬉しいでするヽ(´▽｀)/ (2020年8月13日 14時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - きのこさーん！！岸くんやばいです！きのこさんが書く岸くんがタイプすぎます！PC画面見ながら手をきゅっと握られたいです！しかも紳士すぎる！キスまでで頑張って我慢してるのかわいい！そして続きが気になる…（笑）これからもきのこさんの岸くん楽しみにしてます♪ (2020年8月13日 10時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
きのこ(プロフ) - まっちゃさん» わぁ、温存しがちなまっちゃさんじゃないですか！また読んで頂けて嬉しいです(^^)実はきのこの読者さんの中で岸担さんの割合って多くないんですが、岸くんのお話は異様にコメ欄が盛り上がるんですww岸くん自身のお人柄ですかね！楽しんでもらえたら幸いです！ (2020年5月10日 18時) (レス) id: 0b6ff0fe38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きのこ
| 作成日時：2020年2月4日 23時
