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私の位置から外は見えないが、ロボロからは見えているのだろう。
ロボロが息を呑む音が聞こえた。
やがて外で足音が遠ざかっていった。
『ロボロ？』
念のため小声で呼ぶが返事はない。
袖を軽く引っ張ると彼はバッ！と此方を見た。
動揺したような目で真っ直ぐ此方を見てくる。
昔から、何故か真っ直ぐ見られると固まってしまう体質だった。
あぁ、これで面接一回落ちかけたんだっけ…
なんて考えていると固く抱きしめられた。
身長があまり変わらない…というか私の方が低いため必然的にロボロの首元から顔がでるようになる。
「どうした？」と聞きたくなったが彼の背中が震えているのに気づく。
『…ロボロ。何を見たのか凡そ検討はつくよ。大丈夫。助けよう。』
「例え死が救いだったとしても。」と言いかけ口をつぐむ。
それを悟ったのかさらにキツく抱きしめられた。
しばらくして顔を上げたロボロが申し訳なさそうな感じで用具入れを開けた。
『ちょっと、照れないでよ。私も照れるじゃん。』
rbr「はぁ！？て、照れてへんわ！！」
いや照れてんだろ。何なら私だって前世から男性経験無いんだぞ。
ハグだって初めてだわ。
キレ気味で睨むと頬を掻きながら少し顔を赤くした彼が弱々しく言った。
rbr「ありがとな…ほんまに。」
フッと軽く笑い背中を軽く叩いてやる。
するといつもの調子に戻ったのか、行くで。と私の前を歩いた。
恐る恐るドアから顔を出せば廊下には誰もいない。
呪霊一匹すらいなかった。
rbr「変…やな。今さっきまで追ったし。」
『さっきの領域展開が関係してるのかも。警戒してこ。』
再び廊下を歩く。
本当に霊鉈小学校と何も変わっていない。
階段を降り、職員室に向かう。
職員室には誰もおらず、鶏小屋の鍵が掛かっているだけだった。
『懐かしいなぁ…元気かな。コッコちゃん。』
rbr「お前アイツのことチキンって呼んでたやろ。知ってんで。」
『何で知ってんだよ。大先生にしか言ってないぞ。』
rbr「…大先生に言った時点でもうそれは隠し事じゃないで。」
『経験談か。』
ラッキーアイテム
革ベルト
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夜叉 - とても面白いです！（あと、王蟲返しではなく鸚鵡返しですよ！） (2021年5月26日 19時) (
レス) id: 207d3f04ef (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 花金鳳花さん» 続編今書いてるんですよねー！頑張ります！（明日から学校始まるけど） (2021年4月7日 23時) (レス) id: 7ef677ff5e (このIDを非表示/違反報告)
花金鳳花 - 続編行くんですか!凄いですね!頑張って下さい。 (2021年4月6日 12時) (レス) id: 05eca00b68 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - #ゆー@金欠民族さん» お疲れ様でした〜！私の母厳しいんでメチャ怒られました。14位だったのに…。異世界の方、更新おっそいですけど見ていただけると嬉しいです。 (2021年3月13日 21時) (レス) id: 7ef677ff5e (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@金欠民族 - テスト終わったんすか?!お疲れ様です！！私もテスト(いろんな意味で)終わりました！！w 異世界！！見てみたいっす！！好きっす！！これからも頑張ってくだせぇww (2021年3月13日 8時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロ | 作成日時：2020年11月14日 21時
