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ーrbr sideー
今さっきAと五条先生が出て行った扉をチラリと横目で見る。
扉は重々しく閉まっていて外の声すら聞こえない。
ふーッ…と息を吐き向かってくる呪骸に対して一発蹴りを入れてやろうとしたがいとも容易く避けられ顎に頭突きを受けた。
rbr「う゛ｯ！？いったいなぁ…！」
グワングワンと揺れる頭で床に倒れる。
睨みつけながら立ち上がれば呪骸は余裕そうに踊っていた。
クソ。むかつくわ。
夜「どうした？彼女は合格したぞ。君の本音はそんなに薄っぺらいものか？」
言われて考える。
俺の本音？そりゃ第一は死にたくない。そうだと自分自身わかってる。
だってそれが一番合理的やろ？
誰かを助ける？自分が死んだら元も子もないやん。
わかってる。
ーーーわかってるのに、何故こんなに抵抗があるのだろうか。
…自分は死にたくない。
でも、その「利己的な感情」で大切な人達ーゾム、トントン、大先生、コネシマ、絵斗兄さん、らだ男先生ーを、大好きな人ー……Aーを傷つけるのか？
それは、果たして正しい選択か？
rbr「………。」
夜「お終いか…不合か…」
不合格。そう言いかけた学長を手で制す。
反応した学長が再び此方を向いた。
rbr「俺も…答え、出たわ。」
「俺は、何回も大切な人達を殺した。…殺した。っていう定義は分からんけど、ワープさせただけみたいなもんや。でも、感触は手に残った。」
ポツリポツリと話しながら手汗の滲む拳を握りしめる。
rbr「もう、大切な人を殺さない、大好きな子を殺さない。この力に飲み込まれない。…そんな理由じゃ、あかん…？」
そう絞り出す様に呟き顔を上げれば黙ったままの学長と目があった。
暫く沈黙が続いた後彼はつぶやいた。
夜「…天乃呂戊太。ーーー合格だ。ようこそ、呪術高専へ。」
そう言って差し出された手を、迷いなく握った。
rbr「んふふ…よろｯ」
瞬間顔面に決まる右ストレート。
ーーーなんでやねん。止めとけや。2回目やぞ。
真顔でそんな事を考えた今日この頃。
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革ベルト
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夜叉 - とても面白いです！（あと、王蟲返しではなく鸚鵡返しですよ！） (2021年5月26日 19時) (
レス) id: 207d3f04ef (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 花金鳳花さん» 続編今書いてるんですよねー！頑張ります！（明日から学校始まるけど） (2021年4月7日 23時) (レス) id: 7ef677ff5e (このIDを非表示/違反報告)
花金鳳花 - 続編行くんですか!凄いですね!頑張って下さい。 (2021年4月6日 12時) (レス) id: 05eca00b68 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - #ゆー@金欠民族さん» お疲れ様でした〜！私の母厳しいんでメチャ怒られました。14位だったのに…。異世界の方、更新おっそいですけど見ていただけると嬉しいです。 (2021年3月13日 21時) (レス) id: 7ef677ff5e (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@金欠民族 - テスト終わったんすか?!お疲れ様です！！私もテスト(いろんな意味で)終わりました！！w 異世界！！見てみたいっす！！好きっす！！これからも頑張ってくだせぇww (2021年3月13日 8時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロ | 作成日時：2020年11月14日 21時
