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もしかしたら、本当に最高の結末で終われるかもしれない。
あわよくばハッピーエンドを望んでしまうのも無理はない。前世で後悔しすぎた。
負の感情での呪力持ちか……じゃあ、あの時屋敷でロボロを斬ったゾムの後悔は、どれ程なんだろうか。
アイツはずっと後悔してた。それに、らだお先生とも仲が良かったし…………
そう考えていると、心配そうに此方を覗く２つの視線と目があった。
『あっ…すいません。ちょっと考え事を。』
ぺ「いや、大丈夫だよ。でもAちゃんも呂戊太も中学になってから思い詰めること…増えてるみたいだから、何かあったら俺達に言ってね。」
「そうだぞ〜」なんて笑う先生に力を抜くと、とてつもない悪寒がした。再び力が入り硬直状態になる。
何とか後ろを振り向けば教室のスライドドアが派手に音を立てながら吹き飛んだ。
『…え……？』
扉を吹き飛ばしたのはロボロで、鬼の雑面の下を歪ませ切り掛かってくる。単調だし、真正面からということもありギリギリで回避する。
ぺ「Aちゃん！下がって、俺達で食い止めるから！！」
そう叫び臨戦状態をとるぺいんとさんの後ろに先生が並ぶ。鎌をクルクルと回しながら顔の前に構えた先生の顔は笑っていた。
何か、何か自分にできることはあるか？そう問いかけても答えは返ってこない。前では3人が激しい乱闘を繰り広げている。
…よく見れば、ぺいんとさん達が押されている様にも見える。
きっと、ロボロを傷つけることができないんだ。
弟で、教え子で……大切な人だから。
私の中でロボロは何？何に値する？
あぁーーー……
『そっか。』
そう呟いた声はボロボロの教室によく響いた。
乱闘が止まり3つの視線が此方を向く。
胸が熱い。
心臓が煮えたぎっているかの様な感覚。
動悸が頭に響く。
なのに、不思議と呼吸は穏やかだった。
やがてゆるゆると胸の中心が熱を帯びる。
光に目を瞑った。
黄緑色の光が体を包む。
瞼の裏には、望む世界ー先生やゾムが笑い合っている世界が映っている。
きっと、これはリバイバル。
同じことはもう、繰り返さない……
再び目を開ければ、目の前には黄緑色の手のひらサイズの水晶ーーー封印の水晶があった。
ラッキーアイテム
革ベルト
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夜叉 - とても面白いです！（あと、王蟲返しではなく鸚鵡返しですよ！） (2021年5月26日 19時) (
レス) id: 207d3f04ef (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 花金鳳花さん» 続編今書いてるんですよねー！頑張ります！（明日から学校始まるけど） (2021年4月7日 23時) (レス) id: 7ef677ff5e (このIDを非表示/違反報告)
花金鳳花 - 続編行くんですか!凄いですね!頑張って下さい。 (2021年4月6日 12時) (レス) id: 05eca00b68 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - #ゆー@金欠民族さん» お疲れ様でした〜！私の母厳しいんでメチャ怒られました。14位だったのに…。異世界の方、更新おっそいですけど見ていただけると嬉しいです。 (2021年3月13日 21時) (レス) id: 7ef677ff5e (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@金欠民族 - テスト終わったんすか?!お疲れ様です！！私もテスト(いろんな意味で)終わりました！！w 異世界！！見てみたいっす！！好きっす！！これからも頑張ってくだせぇww (2021年3月13日 8時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロ | 作成日時：2020年11月14日 21時
