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『屋上？』
思わずおうむ返しで聞き返す。
屋上…と言えばロボロが最初に居た神社だろうか。
考えているとロボロがポツリポツリと話し始めた。
rbr「俺、封印されてる間の記憶あってん。暗くて、何も無い。多分先生もそうや。だから、助けたい。もしかしたらあの場所にヒントがあるかもしれん。」
そういったロボロの目はどこか桃色にみえた。
ズキリと頭の芯が痛む。
いつの記憶かは思い出せない。
でも何かと重なった気がした。
『良いよ。』
rbr「ありがとな！！じゃあ急ぐで！」
ポツリと半ば無意識に答えた了承に喜ぶロボロ。
頭痛は気のせいだったみたいだ。
どこか後ろ髪を引かれる思いで階段を登った。
そして来たのは屋上への扉。
大きな重い扉を開ければ風が吹いてきた。
まだ3月のため肌寒い。
制服の袖をギュッと握り神社の鳥居を潜る。
ロボロのいた本堂内を見れば、そこには刀が一本。そしてーーー
ーーー猿の偶像があった。
勢いよく後退するが何故か偶像は滑るように私達へと向かってくる。
私の目前に来た時だった。
強く、横から押されたのだ。
フラつきながらもバランスを取りロボロの方を見れば今正に偶像がロボロへと吸い込まれていくところだった。
『ロボロ！！！』
喉から悲痛な叫び声。
またか。またやってしまうのか。
そんな思いは口から溢れて消えていった。
ロボロと目が合う。
彼は安堵の目をしていた。
瞬間。ロボロの服装がガラリと変わる。
白い古風なシャツに橙色の着物。黄土色の袴は風に吹かれて揺れている。茶色いキャスケット帽を深く被りチラリと見えそうな顔にはどこから出てきたのかわからない天の雑面。
ジワリと天が滲んだかと思えば、それは鬼に漢字を変えた。
ロボロがこちらをゆっくりと見る。
瞬間背筋が凍りついた。
最初に会った呪霊とは比べ物にならない程の圧倒的な呪力。
指先が震えて力が入らない。
彼はいつのまにやら刀を腰にぶら下げていた。
本堂に有った物だろう。
どうすれば良い？
猿の偶像はロボロの体内。取り出し方は不明。
一度ぺいんとさんが言っていた。
「呪霊は呪力でなくては祓えない。」
私に呪力が使えるとは思えない。
もう一度ーーー死ぬのか？
ラッキーアイテム
革ベルト
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夜叉 - とても面白いです！（あと、王蟲返しではなく鸚鵡返しですよ！） (2021年5月26日 19時) (
レス) id: 207d3f04ef (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 花金鳳花さん» 続編今書いてるんですよねー！頑張ります！（明日から学校始まるけど） (2021年4月7日 23時) (レス) id: 7ef677ff5e (このIDを非表示/違反報告)
花金鳳花 - 続編行くんですか!凄いですね!頑張って下さい。 (2021年4月6日 12時) (レス) id: 05eca00b68 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - #ゆー@金欠民族さん» お疲れ様でした〜！私の母厳しいんでメチャ怒られました。14位だったのに…。異世界の方、更新おっそいですけど見ていただけると嬉しいです。 (2021年3月13日 21時) (レス) id: 7ef677ff5e (このIDを非表示/違反報告)
#ゆー@金欠民族 - テスト終わったんすか?!お疲れ様です！！私もテスト(いろんな意味で)終わりました！！w 異世界！！見てみたいっす！！好きっす！！これからも頑張ってくだせぇww (2021年3月13日 8時) (レス) id: 3046ae6781 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロ | 作成日時：2020年11月14日 21時
