禁 恋 -second- 【文スト】

禁【４６】 ページ19

ﾊﾞﾝｯ

「おい朝刊見たか！」

そう慌ただしく入ってくるのは国木田独歩

太「報道でもやってるよ」


組合の団長、フィッツジェラルドは昨日帰る前にこう言って帰った



____明日の朝刊にメッセージを載せる


そして目の前のテレビにはこれまた慌ただしく伝えている

〈事件現場です！ご覧下さい〉

〈七回建ての建物が一夜にして消滅してしまいました！〉

〈一部情報筋では消滅した建物はポートマフィアのフロント企業が入っており 構成員の事務所として使われて居たとの情報もあります〉

〈市警では敵対組織による襲撃の可能性もあると見て軍警に協力を要請しつつ___〉

国「『メッセージ』とは此れか」

谷「やはり寮にも相原さんは居ないようです」

太「もしかするとAちゃんは生け捕りだ。」

国「なっ」

太「最悪殺されるかもしれないね。」


太(無事だといいけど)

太「逆らう探偵社も用済みのマフィアも凡て消す か」

国「谷崎！これ以上単独で動くな！敦と組んで相原を捜せ
太宰は俺と会議室に来い社長会議だ」

やれやれ、と腰を上げて社長室に向かう太宰

スタスタと慌ただしく動く国木田

そして振り返り


国「敵と接触しても戦わず逃げろ！」






谷「捜しに行こう」

敦「は、はい」

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