あおいろ ページ2
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鈴木「はい、あーん♡」
「ほんまにやめて」
鈴木「流星、まだ照れるん？笑」
「照れてるわけやないから」
あれから1週間が経っても凛はまだ恋人のふりを続けてる
傷つけたいわけやないから出来るだけ優しく断るようにしてたけど俺も限界
最近は強い口調で言い返したり、凛を無視してしまったり
その度に傷ついてるのはわかってるし、泣きそうになってることも知ってる
でも俺は凛以上に傷つけたくない相手がおるから
緑「のんちゃん、平気…？」
桃「うんっ…大丈夫…」
隣から聞こえてくる会話と痛いほど刺さる視線
ほんまにごめん。早く解決するって言ったのに全然解決できてなくて…
今日も家行ってええ?
直接話せへん代わりにラインを送れば
のん待ってるね
すぐに気付いて返信をくれる
不安にさせた分、放課後に必ず会いに行くようにしてる
毎回、"誤解やから"って言う俺に"わかってるよ"って返してくれるけど
いつ勘違いされて別れを切り出されるかって俺もドキドキやねん
好きやで
ふと言いたくなって送ったメッセージ
既読ついたからチラッと隣を見れば、赤く染まってる頬と耳
緑「のんちゃん？大丈夫？急に固まっちゃって。もしかして熱！？」
桃「う、ううん！なんでもない！平気やから！！////」
ふっ笑 慌ててるのもかわええ笑
なんて思っていると、"ピコンッ"とスマホが鳴って
のんのんも好き
大好き
そう送られてきたから望が更に照れるように
俺は愛してるから
よくあるやり取り。俺らの中でも定番になってる返信をしてみれば、また赤くなる頬
神ちゃんもなんとなく察したみたいで深くまで追求しなくなったけど
鈴木「まさか…((ﾎﾞｿｯ」
こっちにも同じく、何かを察した奴が居たなんて
この時の俺は望に夢中で気付いてなかった
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作者名：まかろん
| 作成日時：2024年1月13日 20時
