写真師 ページ48
.
そして...
アシㇼパ「イナンクル、次は私たちの番だぞ。」
『わ、私もですか?』
アシㇼパ「イナンクルも一緒に撮るんだ。」
アシㇼパは私の手を引いて背景紙の前に立った
撮影なんて初めてだからよくわからないしちょっと恥ずかしい...
杉元「イナンクルさん恥ずかしいの?」
『はい...』
アシㇼパ「杉元も一緒に撮ろう。」
杉元「いいの?」
『良いですね、杉元さんも一緒に撮りましょう?』
私とアシㇼパは
杉元さんを間に入れて一緒に写真を撮った
田本「良いですね。」
田本「そこの外人さん、もう一枚いいかな?」
『え?』
田本「外人さんなんて滅多に撮らないから、撮影したいんだよ。」
写真を撮り終えると
田本ニㇱパが私にもう一枚撮らせて欲しいと頼んできた
『私なんかで良いのですか...?』
田本「むしろ勿体ないくらいだ。」
杉元「そうだろ?田本さん。」
杉元「イナンクルさんくらい別嬪はそういないぜ?」
牛山「家永、せっかくだしイナンクルのお嬢ちゃんに服貸してあげれば?」
家永「それは良いですね!!」
ガシッ
『え...』
家永「さあ行きましょう!!」
『はわわ...』
私は家永さんに手を引かれ
着脱室に無理矢理連れて行かれた
.
程なくして...
家永「皆さん見てください!!」
家永さんは着替えさせた私を皆の前に連れてきた
私は家永さんの持っているドレスを着ている
どうしよう...
こんなに可愛らしい洋服を着た事がないから...
杉元「イナンクルさん...」
杉元「すごい綺麗だね、似合ってる。」
『そ...そうですか...?』
似合ってないと言われるかと思っていたけど
杉元さんは似合っていると言ってくれた
インカㇻマッ「素敵ですイナンクルちゃん。」
土方「これは見事だ。」
永倉「ですね。」
牛山「これが花嫁姿のお嬢ちゃんか...イイな...」
家永「言ったでしょう?絶対に似合うと!!」
そう言われると...
ちょっと安心...
アシㇼパ「うぅ...立派になったなイナンクル...」
杉元「アシㇼパさんは親目線だ...」
キロランケ「本当に良い女になったなぁ」
牛山「白石に言ったら羨ましがるだろうなぁ...」
そういえば白石さんがいない
またどこかへ行って情報集めてるのかな
アシㇼパ「尾形ぁ...お前こんなに綺麗なイナンクルを見て何も思わないのかぁ?」
尾形「...」
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作者名：檜枝 | 作成日時：2020年5月25日 23時
