宴 ページ3
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-夜-
キラウㇱ「酒飲んで仲直りしようぜシサㇺの旦那たち!!」
カムイホプニレが終わり
コタンのニㇱパたちは私たちと仲直りを兼ねて宴を開いてくれた
杉元に負けた男「杉元ニㇱパ、お前強いなッ!!」
杉元に負けた男「俺は喧嘩で負けたのはお前が初めてだ!!」
杉元に負けた男「娘を嫁にいらねえか?」
杉元「あんたの娘ぇ?」
杉元さんは娘を嫁にいらないかと迫られ
キラウㇱ「疑って悪かった、もっと飲んでくれ小熊ちゃん。」
谷垣「...」
谷垣ニㇱパはキラウㇱニㇱパにからかわれ
私は...
アイヌの男「お嬢ちゃん家に嫁に来ないか?同じ年頃の息子がいるんだ。」
嫁に来ないかと迫られています...
アイヌの男「嬢ちゃん俺と結婚しねえか?」
アイヌの男「ダメだ、その歳で独り身のお前には勿体ねえ。」
アイヌの男「なんだと!?」
コタンのニㇱパたち私を誰が貰うか争い
終いには喧嘩を始めてしまった...
アイヌの男「そういや嬢ちゃん恋人はいるのか?」
『いませんよ。』
アイヌの男「こりゃあ今のうちだぜ!?シサㇺの旦那たち!!」
杉元「そうだなぁ...」
谷垣「ああ...」
なんかすごい見られてる...
杉元さんと谷垣ニㇱパはともかく
尾形さんは完全に私を睨んでる...
『ご、ご冗談を...ハハ......』
私なんかお嫁に貰ってくれる人なんて...
...っていうかいつまで睨んでるんですか尾形さん
杉元さんと谷垣ニㇱパがびっくりしてるじゃないですか...
アシㇼパ「イナンクル。」
するとアシㇼパが私の膝の上にちょこんと座った
どうしましょう...とても可愛いです...
杉元「アシㇼパさんずるい...」
アシㇼパ「杉元、ヘビ触った。」
杉元「え?ヘビ触ったの?」
アシㇼパ「うん。」
杉元「怖かった?」
アシㇼパ「うん...」
アシㇼパ「臭くないか?いっぱい洗ったけど...」
杉元「え、臭くないけど...」
アシㇼパ「イナンクルも、臭くないか?」
私はアシㇼパの手のニオイを嗅いだ
『臭くないですよ?』
アシㇼパ「尾形、臭くないか?」
尾形「...」クンクン
アシㇼパ「尾形お前、誰も傷つけずに谷垣を逃がしたとイナンクルから聞いた。」
アシㇼパ「杉元はすごく疑ってたし私も少し不安だったけど見直したぞ。」
尾形「谷垣源次郎は戦友だからな。」
アシㇼパはもう一度手についたヘビのニオイいを尾形さんに嗅がせた
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作者名:檜枝 | 作成日時:2020年5月25日 23時