異変 ページ30
.
眠りについてから暫く経ち...
「_______!!____!!」
「_______。」
ドンドン!!
ドンドン!!
「_____!!」
なんだろう...
周囲がすごい騒がしいような...
杉元「あれ!!いねえ!?」
杉元「白石!!女将が逃げたぞ!!」
今...杉元さんの声がはっきり聞こえた
女将さんがどうしたのだろう
いざこざでも起こしてしまったのだろうか...
お部屋の外がとても騒がしかったので
私は目を覚ました
『ん...』
杉元「イナンクルさん!!」
『杉元さん...どうなさいましたか...?』
杉元「イナンクルさん、今すぐここから出るぞ。」
杉元「アシㇼパさんを起こして先に外で待っててくれ!!」
『あ...はい...!!』
杉元さんは私にアシㇼパを起こして逃げろと言うと
お部屋の外へ走って行ってしまった
あの慌てよう...ただ事ではないのだろう
私は急いでアシㇼパを起こす
『アシㇼパ、起きて下さい。』
『アシㇼパ...』
アシㇼパは私が起こすとすぐに目を覚ますのに
何度呼びかけてもアシㇼパは全然起きないしピクリとも動かない...
クラッ
『あれ...』
急に目眩が...
何か物に掴まって立っているのがやっとだ
荷物を持ってアシㇼパをおぶってホテルの外まで行けるかどうか...
『アシㇼパ...起きて...』
杉元さんがあんなに焦るなんて
よほどのことがない限りありえないから...
早く逃げないと...
アシㇼパを抱き抱えるも、目眩が酷く頭はクラクラしてとてもじゃないけど歩く事ができなかった
バタッ
.
そして...
キロランケ「イナンクル!!」
キロランケ「しっかりしろ、イナンクル!!」
キロランケ「どうした!?何があった!!」
『...ん......キロランケニㇱパ...?』
再び目を覚ますと、キロランケニㇱパが慌てた様子で私の身体を抱き起こしていた
キロランケ「大丈夫か!?」
『はい...』
相変わらず目眩が酷く身体は重くて動かないけれど、それでもなんとか喋る事はできる
キロランケ「アシㇼパは大丈夫なのか!?」
『気を...失っているみたいで...』
キロランケニㇱパは私のベッドに寝かせると
アシㇼパの様子を確認する
杉元「キロランケ!!」
すると杉元さんが焦った声で
キロランケニㇱパを呼んだ
.
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作者名:檜枝 | 作成日時:2020年3月9日 22時