【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの壱 (ページ24)

今日:21 hit、昨日:66 hit、合計:289,117 hit

選択ページ24

.

フチが食事を作っていると...

杉元「俺たちはこれからのっぺら坊に会いに行く。」

杉元さんがのっぺら坊に会いに行くと言った

谷垣「網走へ向かうのか。」

谷垣ニㇱパは灰ならし(アペキライ)で囲炉裏の灰に北海道の地図を描いた

谷垣「ここから網走の中間地点に旭川...」

谷垣「旭川には第七師団の本部がある。」

白石「そうだ、第七師団本部に鶴見中尉のことを密告したらどうかな?」

密告...

谷垣「本部には鶴見中尉の息の掛かった人間もいる。」

谷垣「聯隊長の淀川中佐だ。」

谷垣「鶴見中尉は情報将校として二〇三高地の無謀な正面突破で部下を死なせたくないと...」

谷垣「淀川中佐に作戦の欠陥を何度も指摘したがすべて揉み消された。」

谷垣「それ以来淀川中佐は鶴見中尉に逆らえなくなった。」

旭川にある第七師団本部には鶴見中尉さんの息の掛かった人がいるとなると...

白石「第七師団に頼るのは危険だな...」

杉元「うまく迂回して網走を目指すか。」

難しい話は食事が終わるまで続いた

.

食事が終わり...

『はぁ...』

どうしましょう...

杉元さんになにかあったらすぐに伝えろと言われたのに、杉元さんを探している軍人さんが来た事を言ってない...

言うタイミングもない...

アシㇼパ「イナンクル、どうしたんだ?」

『いえ...何でもありませんよ...』

なんでもあるのだけれど...
この事はアシㇼパには言っちゃダメな気がする

きっとフチや私を心配して
杉元さんたちと網走へ行けなくなってしまう...

谷垣「...」

そして...

谷垣「イナンクル。」

『はい。』

杉元「イナンクルさん、ちょっといいかな...」

私がオソマちゃんと遊んでいると
杉元さんと谷垣ニㇱパに呼び出された

『オソマちゃん、ちょっと待っててね。』

オソマ「うん!!」

私は杉元さんと谷垣ニㇱパについて行く

.

『あの、お話とは...』

谷垣「杉元にあの事を話した。」

『そう...ですか...』

谷垣ニㇱパは私の代わりに
杉元さんに軍人さんの事を話してくれたんだ...

谷垣ニㇱパと同じ軍人さんが来て
出て行ったと思ったら狙撃されて...

私もそうだけど何よりもフチやオソマちゃん
谷垣ニㇱパが撃たれて死んでしまうかもしれないと思うと...

とても怖かった...

.