長沼のコタン ページ35
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-長沼のコタン-
長沼のコタンに着き
皆で狐等の毛皮を売るため捕まえに行く
アシㇼパ「見ろ杉元!!獲物がかかってる。」
杉元「ホントだ。」
アシㇼパ「チロンヌㇷ゚だ、キタキツネが獲れた。」
アシㇼパ「棒で殴って仕留める。」
杉元「一撃でお願いねぇ?」
アシㇼパは棒で殴ってチロンヌㇷ゚を仕留めた
アシㇼパ「この罠は油樽の古いやつに裏から三寸釘を打つ。」
アシㇼパ「そしてキツネが底に残った油を舐めようと顔を突っ込むと引っかかって抜けなくなる仕掛けだ。」
他にも仕掛けた罠を見て回る
すると他の樽にも
私はチロンヌㇷ゚を棒で叩いて仕留め
アシㇼパたちの元へ運ぶ
『アシㇼパ、イカッカㇻ チロンヌㇷ゚が罠にかかっていました。』
杉元「イカッカラ チロンヌプ?」
アシㇼパ「イカッカㇻ チロンヌㇷ゚は
アシㇼパ「赤毛のキツネは
『暖かくなって出てくると人間に悪さをするので
白石「イナンクルちゃんも狩ができるんだね〜」
キロランケ「イナンクルは狩りが得意なんだ。」
キロランケニㇱパはすごい褒めてくれるけど
私は大した腕じゃない、父の真似をしただけ...
白石「イナンクルちゃんの獲ったキタキツネの皮も売れば...」
白石「酒が何升買えるだろうな〜」
杉元「お前がキロランケの爆薬を台無しにしなきゃ、猟でカネ作って買い直す必要もなかったのに...」
白石「二ヒヒ」
杉元「腹立つなコイツ...」
キロランケ「杉元、それにな?この男は札幌で...」
白石「キロちゃんそれ言わないでぇ!?」
白石さんはキロランケニㇱパの口を押えるが...
キロランケ「アシㇼパから金借りて競馬で全部スッたんだぜ?」
白石「きゃはああッ☆」
白石「いっちゃったあああッ!!」
白石さんの手を振りほどいてそう言った
アシㇼパ「あのお金を賭博に使ったのか...」
杉元「樽の底の油舐めろ。」
白石「やだあ!!」
白石さん...
キロランケ「暫くここに滞在するしかねぇな...」
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作者名:檜枝 | 作成日時:2020年3月9日 22時