気になる存在(仮) (ページ7)

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校門の所でそんなふうに思っているとある程度の人数に囲まれていた
多分ここの学生であろう
着崩してチャラチャラとした格好、ネクタイは外しボタンは第3まで開けている奴もいる
開けすぎだろとか思ったりしていると話しかけられていることに気がついた

チャ男「おい、てめぇ見かけねーやつだな！校門に立ってられると邪魔なんだよ」

みたいなことを言われている
確かにずっと居たら邪魔かもしれない
また考え込んでいたら肩をドンッと強めに押され俺は体制を崩し床に尻が着く
衝撃が強すぎたのと驚きのあまり目尻に熱を感じた

実は俺は泣き虫だ
すぐに泣いてしまう癖のようなものがある
俺が尻餅を着いたまま顔を少し上げ潤んだ目のまま(痛い)学生であろうヤンキーを見上げた
そいつは俺の顔を見て少し自身の顔をほんのり赤く染めた

チャ男「わ、わりぃ。そんな強く押したつもりは…」

そいつは俺の前に手を差し出し

チャ男「立てるか？」

と親切にしてきた
ので、その手を払い俺は思いっきり睨み返してやった