__"王子様の裏の顔"__

No.12 ページ13

涼side









瑞稀が授業が始まっても来ない









５時限目が終わっても帰ってこない









((何してんだよ〜









6限目になっても帰ってこない









そろそろ心配









よし、探しに行こう









『先生...ちょっと、お腹痛いんで保健室行っていいですか？』






女子｢えぇ〜、涼くん大丈夫？？｣






((あ、そうゆーのいいから。上目遣いとかキモイし






『うん、ありがとう！大丈夫だよ』






女子｢(*/ω＼*)ｷｬｰ!!｣






先｢橋本くん、気をつけてね♡｣







『ありがとうございます！』









__ｶﾞﾗｶﾞﾗ









((担任までも.......正直もう無理〜笑笑









彩華ちゃんしか信用できねぇし









そんな事より、瑞稀









瑞稀がよく行きそうな場所...……









あ、旧生徒会室!!!!









ん、行こう。多分寝てるだろうし









・









・








__ｺﾝｺﾝ








『瑞稀〜、いる〜？？｣








？｢橋本先輩‼ ここです‼」









瑞稀があるかと思ったら彩華ちゃんが







彩華ちゃんを探してると、瑞稀に抱きつかれて動けなく困った顔の彩華ちゃんが……








不意にも可愛いと思ってしまった。









助けてあげると、幸せそうな顔して







どっか行っちゃった







あぁ〜、可愛い







天使だな。








瑞稀｢なにニヤニヤしてんだよ｣









涼｢は、？してないし笑｣








瑞稀｢めっちゃ気持ち悪いよ、顔｣









涼｢マジ？！恥ずかしい｣









瑞稀｢彩華の事だろ？｣









涼｢.....な、なんでわかった？笑｣









瑞稀｢何となく｣









涼｢そっか……｣









瑞稀｢彩華は譲らねぇよ？｣









涼｢は...？｣









瑞稀｢絶対俺のものにする｣









涼｢瑞稀もなんだ。｣









瑞稀｢ん、ライバル、だな｣









涼｢だな。でも、俺は瑞稀が選ばれても瑞稀とは縁切らないから｣









瑞稀｢それは俺もだよ。｣









涼｢瑞稀、好きだよ｣









瑞稀｢は、？？｣









涼｢あ、いや、友達として｣








瑞稀｢びっくりした〜(笑) まぁ、俺も好きだよ、友達として｣









涼｢負けねぇよ｣








瑞稀｢俺もな｣








涼｢帰るか｣









瑞稀｢だな。｣

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