世界は虹色で出来ている２ ページ3
シルクがいつも通りトレーニングを終えると、辺りはもうすっかり明るくなって、涼しい風が吹く気持ちの良い朝を迎えていた。
ふと気になってベンチに目をやると、早朝に居た女の子は既に其処には居なかった。
トレーニングに集中してたとはいえ、彼女が居なくなっていたことに全く気が付かなかった。
「消えたみてぇ…」
ふ、と乾いた笑いと独り言を呟きながら身支度を済ませ、シャワーを浴びに帰宅することにした。
いつもの公園から、マンションまでのいつもの帰り道。
耳にはお気に入りの音楽を流すためのイヤホンをつけて。
途中コンビニに寄って買い物をしていると、ガラス窓の向こうに見たことのある人影が目についた。
早々と会計を済ませその人物の元へ駆けていくと、道端にはスーパーの袋が破れて中身がばら撒かれてしまっていた。
そしてその場に座り込んで拾い集める大きな身体。
シ「ンダホ？何やってんの」
ン「あー！シルクじゃん！」
笑いと焦りの混じった顔で振り返ったンダホは、シルクの登場に少しホッとして自分が人とぶつかって荷物を撒いてしまったと伝えた。
シ「仕方ねぇなぁー」
そう言いながらシルクもその場に座り込み、足元に転がっていたペットボトルを拾い上げ視線をンダホに向けると、先ほどまで大きな身体の影になってて見えなかったが
そこには早朝に公園であった女の子が居た。
シ「あ！さっきの！」
『え？・・・あっ！』
数秒シルクの顔を見て彼女も気付き、困ったように笑った。
ン「えっ？！二人知り合いなの？」
シ「いや、朝のトレーニングの時に公園にいたんだよ」
ン「そんな早くに公園に居たの？！」
ンダホが驚いた顔で彼女を見れば、くすくすと優しい笑顔で笑い出した。
『私はお二人が知り合いっていうのに驚きましたけど』
と、笑いながらも落ちた物達を集めている彼女を見て胸があったかくなった。
→NEXT！
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まゆ - 続きが気になります！更新楽しみにしています！ (2023年4月9日 23時) (
レス) id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)
Ｋ(プロフ) - つーたんさん» つーたんさん初めましてぇぇ！:*:・(*´ω`pq゛ととととっても嬉しいお言葉を頂いて震えてます(動＆揺)ニヤニヤしてもらえて幸せです( *´艸｀)更新頑張りますー！また読みに来てやってくださいね(*○'3`)★+ﾟ (2018年4月22日 11時) (レス) id: c4cdd82739 (このIDを非表示/違反報告)
つーたん(プロフ) - 初めまして！つーたんと申します！小説読みましたが良すぎて続きがとてつもなく気になりました！表現力がなさすぎてヤバいしか言えないですけど、すごく好きな文で携帯片手にニヤニヤしてしまいますwwこれからも更新楽しみにしてます(*´∀`) (2018年4月21日 21時) (レス) id: 52f751b130 (このIDを非表示/違反報告)
Ｋ(プロフ) - #Ena#さん» ふぁぁあ！！ありがとうございますー！！シルクの色が見えましたぁぁあ！内心踊ってます！(やめて)素敵なお言葉ありがとうございます(*´ω`*)励みになります！これからもがんばりまするんるんるんっ( ) (2018年3月24日 23時) (レス) id: c4cdd82739 (このIDを非表示/違反報告)
#Ena# - あぁぁ…夢主ちゃんよかったぁぁぁ(TT)あぁぁぁぁぁぁ(((殴 これからも頑張ってこの素敵な小説をもっともっと綺麗な色で一杯にしていって下さい！応援してます！！！！ (2018年3月24日 22時) (レス) id: 0bfc9f3afc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ｋ | 作成日時：2017年9月4日 1時
