【銀魂】甘党教師と秘密の関係を。2

45　[小さな勇気] ページ15

Aは口元をキュッと結んだ





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A「先生…。」


二人しかいないこの保健室で小さな声がポツリと落ちる


銀八「ん？何。」


銀八は寝転んだままの状態でAを見る



A「先生、起き上がって下さい」


銀八は言われた通りに起き上がる





・





銀八「…え、……え？」





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Aは銀八に向き合ってジッと銀八を見つめた






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・





Aは前屈みになると銀八の唇に自分の唇を重ねた。


銀八「っ？！」


A「…助っ人のお礼です」


顔を赤くして小さく呟くと
Aは保健室から走って出ていった


取り残された銀八。



ボフッ…と後ろへ倒れる





・





・





銀八「………やられた。」



手首を額に当ては小さく呟く。


銀八の頬は少し赤みを帯びていた。





・





校舎から出て来たAは日陰の下に行き

壁に、もたれた。


A「何してんだろ……、私。」


Aはボーッとゆっくり流れ行く雲を眺める


？「ねーちゃん。」


Aは声のする方へ視線を向けた


沖田「すまねェ……100m走で
足をぐねらしてな………」


申し訳なさそうに詫びる沖田にAは笑顔を向ける


A「いいって心配すんなっ！
それより、足は大丈夫なの？」


Aはしゃがむと沖田の足を見る


沖田「えぇ、多分、リレーは走れやすぜ」

A「……無理しないでね？」

沖田「優しいよな…ねーちゃんは。
大丈夫でィ、走れるんで」


ニコリと笑うと沖田は手をさしのべる


沖田「戻りやしょう。」

A「うん」


沖田の手を取ると自分の席へと戻って行った。

46　[最終決戦リレー]→←44　[紐が切れるのってなんか切ない。]

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