【wrwrd!】地獄？いいえ地国です。

三十六歩目 ページ37

刀をぎゅっと持ち直し、力を入れる。
やるなら、今だ。

走り出して刀を横に振る。
刃はシャオロンさんの首に届く前にシャベルにぶつかった。

sho「あっぶな！お前が俺のこと殺そうとしてるやん！」

『いえ、別にそういう訳ではないですけど、その気でやらないと負けますから。まぁ勝てるとも思ってませんが』

そう言ってハンドガンで無防備なシャオロンさんを打った。
しかし、シャベルで弾と共に跳ね返された。

『ｳｯﾍ。痛ぁ。慰謝料慰謝料』

跳ね返された反動で壁に背中を打ちつけた。
そして着地するときに右足折った。

それから、左足に力を込めて距離を縮め、刀を振ってシャオロンさんを飛ばした。

sho「ｶﾞｯﾊ。ちょ本当痛いわぁ慰謝料慰謝料」

そのあともガンガンガンガンと武器を跳ね返しながら戦いは続いた。


佐「(まだ終わらないなタイマン)」

夕方。空が赤く染まり太陽が沈みかけている。
しかし二人はそんなこと気付かない程に白熱していた。

『ちょぉほんと止めません？私右足と左腕折れたんですけど』

sho「俺なんか右腕右足肋骨折れてるわ」

ご愁傷様です。と片手を立てる。
それと同時につっこんできたシャオロンさんをかわし、上に乗っかった。

sho「状況が状況じゃ無かったら良かったんやけどなぁ」

『そうですね。でもいいお知らせがありますよ。』

sho「なんや」

『武器全部おいてきちゃいました』

さっきいたところに転がっている刀とハンドガンを見る。不意に落としていたらしい。

sho「奇遇やな俺も」

と後ろを指差していうシャオロンさん。
そこにはシャベルが落ちていた。

『あははｗｗｗｗｗｗｗ』

sho「くっｗｗｗｗｗｗｗ」

それをみていた佐藤さんが手を上げた。

佐「そこまで！引き分けです」

はぁと息を吐いてシャオロンさんの上からどいた。
ばさりと音がして草の上に寝転がる。

『お疲れ様でしたー』

sho「あー疲れた」

佐「はいはいたってください。医療室いきますよ」

そのあとは佐藤さんに肩を借りながら医療室にいきました。




佐「隊長。相手女の子なんですから手加減してあげてくださいよ」

sho「女の子じゃなくてババァだろ」

『ほんとそういうとこですよシャオロンさん』


ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰーー
佐藤はモブです。

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