二十一歩目 ページ21
『失礼します』
そう言って書記長室に入った。
入った……………。
『トントンさｧｧｧｧｧｧん!!!!!!!!???????』
案の定彼は机の上に身をぐったりと置いていた。
心配して近寄れば、すやすやと気持ちよさそうな寝息が聞こえる。
横には珈琲。彼のしたには書きかけの書類が広がっている。
粗方、昨日私の部屋に来た後ぶっ続けで書類仕事でもしていたのだろう。
『(苦労人だぁ)』
そんな呑気なことを思いながら、起こすわけにもいかず医療室までしんぺいさんをよびにいった。
sn「ただの寝不足だね。一応医療室まで運んでいくから。Aちゃんはトントン起きるまで、基地でも見て待っててね」
じゃーねー。とトントンさんを担いでしんぺいさんは書記長室を去っていった。
『どこの馬の骨かわからん奴を普通書記長室に置いていくかなぁ』
ぶつぶつとそんなことを言いながら机に置いてあった書類を束ね、珈琲を片した。
『うへぇ。書類こんなに有るのか。トントンさん大変だな』
少し同情して、書類を手伝うことにした。
tn「んぐ。んー。あれここどこや」
sn「医療室だよー」
誰も聞いていないと思っていたら、真横にぺ神がいた。
心臓に悪いわ！
tn「ん？待て医療室？あれ……書類!!!!!!!!」
バッと布団からでて書記長室に急ぐ。
医療室から出るときぺ神にAちゃんに迷惑掛け過ぎないようにねと言われた。
tn「すまん！遅れて……」
急いで部屋にはいると窓の外を彼女はみていた。
今日は雲一つない晴天だ。
『あ、よく眠れましたか？』
ケラケラと笑っている彼女の顔はどことなく鬱に似ていてぶん殴りたくなった。
あ、と彼女は声をあげると机に置いてある書類の束をこちらに見せてきた。
『終わりましたよこれ』
tn「え、嘘やろ。」
彼女から書類を貰いペラペラと確認していく。
すっげぇ。
tn「時々ミスは有ったけどほぼ出来とるわ」
『あっ…ミスあったんすね』
眉を下げてへらりと彼女は笑った。
tn「まぁそこは今日直せばええやん。午後もまだやし」
『そうですね。今日中に終わらせましょう！私は今日１日トントンさんの秘書になります！』
頼ってください！と笑った彼女は眩しくて。
その光に少し頼ってしまおうと思った。
tn「呼び方トントンさんだと長いやろ。あとタメでええで」
『同じようなこと昨日ひとらんにも言われました』
tn「ひとらんはいいんか」
『わかったよとんち……これでいいでしょう？』
tn「まぁ…うん」
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わらび(プロフ) - チョコレートさん» はｧｧｧｧｧｧ!!!!!!!!コメントありがとうございます！はい！頑張りますね！ (2020年2月22日 0時) (
レス) id: 3ae71b85df (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - めっちゃ面白い続けてほしい (2020年2月21日 20時) (レス) id: ae59953f1c (このIDを非表示/違反報告)
わらび(プロフ) - ひよりさん» あ、あ、あ、ありがとうございますｩｩｩｩｩｳ有り難きお言葉ｧｧｧｧ!!!!!!!!更新頑張ります!!!!!!!!(煩くてすみません) (2019年8月27日 15時) (レス) id: 3ae71b85df (このIDを非表示/違反報告)
ひより - めっちゃ面白いです！更新頑張ってください！！ (2019年8月27日 0時) (レス) id: d06a09bbe0 (このIDを非表示/違反報告)
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