【ツイステ】クズでも結構 (ページ13)

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11話ページ13

『監督生さん。言い方が悪かったようだからもう一度言うわね。そのおバカな頭で頑張って理解するのよ？私はリドルと食べる約束があるの。貴方達と食べる暇なんてない』

『簡単に言ってあげたんだから理解できたでしょ？』

わかりやすく伝えると泣く声が聞こえた

ユウ「Aせんぱ......い....ｸﾞｽﾝ」

なんで泣いてるのか理解できな

私が悪いみたいじゃん。

泣きたいのは私の方だよ

フロイド「おい。何泣かせてんだ。Aっがそんなグズだとは思わなかったよ」

低い声で言われた

クズはどっち？

　

フロイド「小エビちゃんのこと傷つけないで｣

ボロボロだよ

私の方が

私の方が！

傷ついてるんだよ.........

『へぇー.....。あぁそう。それじゃあクズで結構。私はクズで小エビちゃんを傷つける敵だから。王子様が守ってあげてね？』

『がんばってね』

リドル「待ってA！」

リドル(A最後泣きそうだったのに僕は....)

『ﾊｧ........ﾊｧ.....ﾊｧ。』

全力疾走したからか息が続かない。

『ﾊｧ....ﾊｧ.....』

ﾎﾟﾀ

地面に何かが落ちる

ﾎﾟﾀ
ﾎﾟﾀ

と次々に落ちて来る

私はすぐ理解した。でも信じられなかった

『私.....泣いてる......?』

嘘.....信じられないなぁ

やっぱり傷ついてるよ

『平気だと......思ったのになぁ.....ｯｽﾞ』

今まで押し殺していた感情が溢れる

復讐で蓋をしていたものが溢れ出す

気づかないふりをしていた

好きの感情が溢れる

強がっていた。
そんなすぐに好きだった人を忘れられるはずない。

今まで私が私自身に言い聞かせてきて

この感情を無かったものにしようとした

なのに........っ!

『だめだなぁ私。もっと強くならなきゃ。』

ははっ

と笑うが全然楽しくない

リドル「A........。」

後から追いついたリドルは泣くAを見て驚いたが

声をかけてはいけない気がして柱から覗いていた。

　

リドル「これ以上無理をしないでくれ....。Aが泣いているのは見たくないんだ.....」

ﾎﾟﾀ

ﾎﾟﾀﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

『雨....?はははっ私に同情してくれてるの？
なんて優しいんだろう』