【ハイキュー】烏野に来た及川さんの元彼女が女神すぎる件について。

83話 ページ4

主人公side





潔子先輩と帰ることになった。





菅原『もう一回、俺にトス上げさせてくれ、旭。』





西谷『だから、もう一回トスを呼んでくれ！！エース！！！』






影山『俺が居れば、お前は最強だ！』






涙が出た。





東峰先輩も、翔陽君も、どちらも成長して。





すごく、青春だと思った。






すごく、楽しそうだと思った。






綺麗だと思った。






私は、居ていいの？





こんなに美しい人達の、隣にいていいの？







喜ぶ彼らを横目に、もやもやとした心持だった。








清水「Aちゃんも、仲間だからね。居ていい、というよりも、居なきゃダメ。」







貴「え？」





清水「いていいの？じゃないよ。居てほしい、居なきゃダメ。」






聞こえていたらしい。





貴「でも・・・・・・」





貴「私、お母さんたちを、殺 したんですよ？」





清水「そうじゃない。日向君から聞いたけど、あなたのおかあさんたちが死んだのは、事故だよ。」





貴「・・・・・・」





事故？





ちがう、殺 した。






私が、殺 した。






清水「Aちゃんじゃない。誰のせいでもないんだよ。」






貴「・・・・・・」






清水「Aちゃん。大丈夫。」





ふわりと抱きしめられた。






目から何かが零れた。





貴「・・・・・・」





潔子先輩は、私を離さない。






私は泣き続けた。





枯れるんじゃないか、ってくらい、泣いた。

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