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「メリークリスマスAちゃん
注文してたケーキ貰いにきた」
白い息を吐きながらにっこりと笑う三ツ谷くんを店内に招き、冷蔵庫から取り出したケーキを確認してもらって袋に入れて手渡した。
「ありがとう
今日は誰も来てないのか？」
『ここからは見えないけど、あの窓際のところにココがいるよ』
その会話が聞こえたのか、外に立つ大寿さんを見つけたからか、柱の向こうから歩いてきたココに三ツ谷くんが片手を上げる。
「三ツ谷、昨日は助かった
ありがとな」
「いや、大したことじゃねぇよ」
穏やかな顔でそんな話をする2人になんだが嬉しい気持ちになる。
店の外に目を向ければ、大寿さんはホールケーキを2箱購入している。
『ありがとうございます大寿さん』
外に出てお礼を言えば少し目を逸らせて、いや。と小さく答えた。
「2箱も買ったのか？」
「……八戒と柚葉が楽しみにしてたからな」
少し照れた顔をした大寿さんに私もココも三ツ谷くんも吹き出す。
「Aさーーん！」
向こうのほうから聞こえた声に顔を向けると、金色の髪をふわふわと揺らしながら走ってくる千冬くんの姿。
「ケーキ買いに来ました！」
『いらっしゃい千冬くん
ちゃんと置いてあるよ』
店内から千冬くん用にキープしてあったケーキを運んで、手渡せばホールケーキも一箱欲しいとキラキラした顔で告げた。
「これから相棒の家でケーキパーティするんすよ！」
『いいね
楽しそう』
「Aさんもバイト終わってから来ますか？」
『ごめんこの後予定あるんだ』
にっこりと笑って断れば、千冬くんは私の後ろに立つココをチラリと見て顔を赤くした。
「で、ですよね！！
すみません！！」
「バイトってコレ売り終わったら？」
積まれたケーキの箱を指差して聞く三ツ谷くんは、チラリと私の横に立つ店長を見る。
「今からでも行っていいよと言いたいんだけど、ごめんねAちゃん」
『いいえ、仕事ですから
ちゃんと働きますよ』
私たちのやり取りを聞いて、ふーん。と顎に手を当てた三ツ谷くんは、徐にケータイを取り出して耳に当てた。
「もしもし、俺だけど
今からケーキ買いに来ねぇ？
めちゃくちゃ美味いケーキがホールで売ってんだよ
誘えるやつ誘って売り切れる前に来いよ」
ピッと電話を切った三ツ谷くんはニヤリと笑う。
それを見た大寿さんと千冬くんとココもケータイを開いた。
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玉兎(プロフ) - えりちゃんさん» 初めまして！コメントありがとうございます☺️ なんと2回目！楽しんでもらえて嬉しい限りです！！ これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！✨✨ (6月15日 11時) (
レス) id: 51ccdf4ac7 (このIDを非表示/違反報告)
えりちゃん - はじめまして☺️実は読ませてもらうの2回目なんですが､きゅんきゅんが止まりません！毎日の楽しみになっています💕 (6月15日 2時) (レス) @page7 id: 84c92b84c7 (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - 香恋さん» コメントありがとうございます！ はじめまして☺️ 中毒症状出ましたか〜夜更かしまで😂😂 嬉しいコメント励みになります✨ありがとうございます🥰 頑張ります！！💪 (2023年1月29日 20時) (レス) id: 5cb8755336 (このIDを非表示/違反報告)
香恋 - はじめまして！一昨日この作品を見つけて、テンポも良いし面白すぎて読むのが止まりませんでした！読む手が止まらなくて中毒症状出ました笑。面白い展開と文才の凄さに夜通し読んでしまいました！更新楽しみにお待ちしてます😭 (2023年1月29日 13時) (レス) id: da7568f49d (このIDを非表示/違反報告)
玉兎(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます！！✨ 嬉しいお言葉感謝感激です！！🥳 地道に下書き進めてますので少しお待ちください！よろしくお願いします☺️ (2023年1月24日 22時) (レス) id: 5cb8755336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉兎
| 作成日時：2022年10月28日 18時
