じゅうにわ ページ14
懲りずに喧嘩を続行しようとする2人を引き離すべくグリムを回収しようと駆け寄るとちょうど学園長がやってきた
私がグリムを抱き上げるより先に学園長の愛の鞭が2人を拘束した
「はぁ…先程“騒ぎを起こすな”と言ったばかりですが?しかもグレートセブン像を黒焦げに…‼
余程退学にさせられたいと見えます」
縛られている2人に厳しく怒った後、怒りの矛先を私に向けてきた
「Aさんも、これではグリムくんを監督しているとは言えませんよ。」
『うっ…ごめんなさい』
「まったく…、君、学年と名前は?」
学園長はエースくんに名前と学年を聴き終わると今回の罰則を告げた
「3人には罰として窓拭き掃除100枚の刑を命じます‼」
「にゃっ⁉もとはといえば、ソイツがオレ様達をバカにしたからいけないんだゾ!」
『なんで私まで…巻き込まれすぎじゃない…?』
「えぇ⁉オレもぉ⁉」
「当たり前です!放課後、大食堂に集合。いいですね」
「へぇ〜い…」
「昨日から散々なんだゾ…」
『全部グリムのせいだからね⁉』
「にゃんだと⁉」
メインストリートの掃除も終わり、時間ギリギリで大食堂へ向かう
1日中掃除をして疲れ切った私たちは大食堂の机にうつ伏せで倒れ込む
「1日中掃除してクタクタなんだゾ〜…それなのにこれから窓拭き100枚なんて…」
『グリム、これに懲りたら大人しくしてよ…』
「アイツはお前にも手出し掛けたんだからアレぐらい当然なんだゾ。」
『反省してよ…』
「それにしてもあのエースってヤツ、遅いんだゾ。オレ様を待たせるなんていい度胸だ!」
だんだんイライラしてきたグリムを落ち着かせるよう頭を撫で付けてエースくんが来るのを待つ
「…」『…』
「……」『……』
「いくらなんでも遅すぎるんだゾ⁉」
『うん、流石にこれは…やられた?』
「アイツ、逃げたのか‼」
もうかれこれ15分は待っているが来る気配が一向に無い。
私達の頭によぎる1つの考え
『探しに行こうか』
「罰をオレ様たちだけに任せて逃げるなんて許さないんだゾ!」
先を走るグリムに小走りで付いていき教室に着くと喋る絵画のおじさんがエースくんの場所を教えてくれた
こっちも早く窓拭き終わらせて休みたいのに…‼絶対捕まえてやる‼
走って行くと各寮に繋がる鏡が置いてある鏡舎に到着
ちょうど寮の中へ帰ろうとしたエースくんを発見しグリムと共に再び追いかけっこが始まった
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夢羽(プロフ) - 初めまして。素敵な作品をありがとうございます！定期的に読み返してはエースくんにときめいています… ご多忙だとは思いますが、更新されるのを楽しみにしてます。 (2020年4月27日 0時) (
レス) id: a29a4246c6 (このIDを非表示/違反報告)
- 特別生とは…？特待生とはまた違うのでしょうか。聞いたことの無い響きですが… (2020年4月19日 21時) (レス) id: b7946a7302 (このIDを非表示/違反報告)
あんのーう芋(プロフ) - はじめまして、好きです(唐突の告白) この小説でエースくんのかわいさに目覚めました…ありがとうございます… これからも楽しみにしてます！ (2020年4月3日 1時) (レス) id: d10e65dca4 (このIDを非表示/違反報告)
うめもち - めっちゃくちゃ好きです！！すごいキュンキュンして最高すぎます！wこれからも頑張ってください！！ (2020年3月29日 13時) (レス) id: a90799e521 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 更新楽しみにしています。 (2020年3月28日 19時) (レス) id: 1a14a16763 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木村 | 作成日時：2020年3月19日 11時
