258.創作ダンス ページ11
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無事に満場一致でスンオンがキリングパートを務めることが決まって(他に歌えない人がいなかったらやると言ってしまったので他のみんなが苦戦している時はだいぶハラハラした)、他のパートもうまく振り分けられた。
結局私は出だしのパートは出だしの『
わがままを通してもらった上、見せ場である出だしとフェイクのパートまで貰ってしまった申し訳なさすぎるけれど、みんな、特にジョンウ兄さんが「これでも少ない方だからな」と言ってきて断りきれなかったので仕方がない。
ボーカルのパートが決まった後はダンスのパートを決めた。メインダンサーは当然ダンスの上手いジョンウ兄さんになって、続くサブダンサー1も当然私がやる、みたいな空気になってそのまま任命されそうだったけれど、ジョンウ兄さんが「実力を把握しておきたい」とのことでジョンウ兄さん以外の全員で『난 빛나(Here I Am)』のダンスバトルをすることになった。みんな恥ずかしがってちょっと嫌がっていたけれどちゃんと踊って、その上で私がサブダンサー1を任された。
「ここも全部振り付けしないといけない。多いな」
「そうですね……これはかなり大変でしょうね……」
タブレットで創作ダンスをする区間をチェックしていると、ジョンウ兄さんがそう呟いて。それに私は頷いた。ジョンウ兄さんのいう通り、想像以上に多い創作ダンスを、短期間で作り上げないといけない。
ダンスに関してはジョンウ兄さんに頑張って貰わないと、なんて言ったけれど、流石にこれをジョンウ兄さん一人に任せてしまうのは負担が大きすぎる。ジョンウ兄さんはリーダーという役割もあるのだから。
(私も頑張らないとな……)
ふとヨンジュやミンジュン兄さんがヨンジュン先生と一緒に振り付けを考えていた様子を思い出す。自分には二人ほどのセンスはないから全く同じようにはできないけれど、二人を参考にして頑張るしかなかった。
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アップルパイ(プロフ) - なのこ5546さん» いつもコメントありがとうございます! 更新してすぐ読んで頂いて本当に嬉しいです。書いてる自分もしんどいな……と思っているので、早く明るいシーンまで行きたいなとなってます……🥲 これからも更新頑張るのでぜひよろしくお願いいたします。 (8月4日 3時) (レス) id: a55c9bddea (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - 最新話読みました!思わず、ナナー!!!!って叫んじゃいました😭アップルパイさんの小説大好きなのでこれからも更新楽しみにしています💘 (8月2日 7時) (レス) @page22 id: 2327b9d39c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アップルパイ | 作成日時:2023年7月24日 22時