失敗は恋のきっかけ ページ4
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「申し訳ありませんでした！！」
午後の仕事中、響き渡った声。
見ると、キムテヒョンがナムジュン主任に頭を下げている。
「失敗するなとは言わないが、よりによってこの案件で失敗か...損害は大きいぞ。」
「本当に、本当に申し訳ありません！」
「あとは俺がやる。戻れ。」
「はい...」
自分の席へ戻るキムテヒョン。後ろ姿だけ見ても、相当へこんでいる様子がわかる。
(普段、失敗しないもんなあ...)
周りの人たちも、どう励ませばいいのか困っているようだ。
仕方がない。キムテヒョンは嫌いだが、一肌脱いでやるか。
彼のデスクに近づき、肩を叩く。
「...何。」
『大丈夫？』
「大丈夫に見える？俺、結構へこんでるんだけど。」
『......今日の退社後、ロビー集合！いい？』
「は、なんで。」
『何でも！予定あるの？』
「別に、ないけど。......わかった。」
相当落ち込んでるなあ。こういう時は、忘れるに限るんだ。
退社後、ロビーへ行くと、携帯をいじりながら待つキムテヒョンを見つけた。
黙ってたら本当にイケメンだ。スタイルもいいし、ファンクラブがあるのも頷ける。
(中身はクソ野郎だけどな！)
『キムテヒョン、お待たせ！行こう！』
「どこに...」
ぶつくさ言いながらも付いてくる彼は、ちょっと可愛い。
『着いたよ！』
「何ここ、公園？」
『そ。ここ、うちの近くの公園なんだけど。
ジャングルジム！のぼろ？』
「ええ...」
登ろうとしない彼より先に、私が登ってみる。
昔から嫌なことがある度にここに来ていたから、もう慣れたものだ。
ジャングルジムの上から彼の方へ手を伸ばす。
『ジャングルジムに登るとさ、空が近くなって、自分が空の中に入ったみたいな気持ちになるんだよ。なんだか悩んでたのがアホらしくなっちゃうくらい、気持ちが穏やかになるんだ。』
そう言って笑うと、びっくりした顔をした後、笑い始めた彼。
『え、何か変なこと言った？』
「いや、そうだなあって。ミスくらい誰でもするよな。もう次はしない。これでいいよな。」
すいとジャングルジムを登ると、私の隣に腰かけたキムテヒョン。
『そうだよ、キムテヒョンは仕事できるんだから！』
「そのフルネームやめてくれない？テテにしてよ。」
「俺、Aのこと気に入った！」
そう言って笑ったテテの顔は子供みたいで、不覚にもキュンとしてしまった。
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kaho(プロフ) - chiemamaさん» chiemamaさん、コメントありがとうございます！大人なじんにむと優しいマンネグクたまらんですよね...これからも頑張ります！！ (2017年3月14日 11時) (
レス) id: 551b2f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
chiemama(プロフ) - いつも更新ありがとうございます！JINペンの私には嬉しすぎるお話です！大人なJINと優しいグクにメロメロです！これからの展開楽しみにしてます♪ (2017年3月14日 1時) (レス) id: 715252302b (このIDを非表示/違反報告)
kaho(プロフ) - みりあさん» みりあさんコメントありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2017年3月9日 22時) (レス) id: 551b2f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
みりあ(プロフ) - 初めまして。こんにちは。ジン二ム素敵すぎてニヤけながら読んでます。更新楽しみにしています！ (2017年3月9日 18時) (レス) id: 5af7b98c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kaho | 作成日時：2017年3月7日 18時
