お試し期間 -JN side- ページ28
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Aちゃんとデートした後の週明け。
いつものようにAちゃんと出勤したかったのはやまやまだが、昨日の夜、社長直々に届いていた一通のメール。
【明日の朝8時、社長室に来てくれないか。内容はその時に話す。】
何だろうと思いつつ朝早くに出勤する。
社長室の扉を叩くと、「入っていいぞ。」と中から聞こえた。
社長室なんて数回しか入ったことはない。
一体何をやらかしたのかと思いながら社長の前に立つと、書類を片付けて社長がこちらへ体を向けた。
「君もここで働いてずいぶんたつな。その仕事ぶりは聞いているよ。」
「ありがとうございます。」
「手短に話そう。うちの娘のソユンが、今年から受付嬢として入社したのは知っているかね？」
「...申し訳ありません。存じ上げませんでした。」
何の話かさっぱり読めない。
早く終わらせて始業時間の前に営業課に寄ってAちゃんの顔を見ようと思っていたのに。
「ソユンが、入社した時から君のことをたいそう気に入っていてね。私も君なら安心して娘を預けられる。
どうだね、結婚を前提にうちの娘と付き合ってみては。君はまだ独身だろう。そろそろ結婚を考え始める時期だと思うんだが。」
「.........は？」
「ちなみに、君が娘と結婚した暁には、君の地位は保証するよ。」
「いや、その...」
「なんだ。今付き合ってる人がいたりするのか？」
その言葉に思い浮かぶのはAちゃんの顔。
「いえ...そういうわけじゃ...」
「ならこうしよう！お試し期間として、ソユンと仲良くしてやってくれ。それならいいだろう？」
「...はい、わかりました。」
ソユンはいい子だぞ！なんて社長に散々自慢されながら、Aちゃんに会いたいなあ...なんて考える。
やっと話が終わり、上機嫌な社長に見送られ、社長室を出ると、偶然鉢合わせたのは会いたくて仕方がなかったAちゃん。
とたんに愛しさがつのる。
Aちゃんと少し言葉を交わして自分のデスクへ戻ると、そこにいたのは見知らぬ女の子。
「はじめまして♡パクソユンです！これからよろしくお願いします♡」
...こいつか。確かに顔は可愛いけど。
まあいい。適当にあしらって、お試し期間とやらが終わればさよならだ。
「キムソクジンです。よろしく。」
彼女の恐ろしさを、俺はまだ知らなかった。
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kaho(プロフ) - chiemamaさん» chiemamaさん、コメントありがとうございます！大人なじんにむと優しいマンネグクたまらんですよね...これからも頑張ります！！ (2017年3月14日 11時) (
レス) id: 551b2f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
chiemama(プロフ) - いつも更新ありがとうございます！JINペンの私には嬉しすぎるお話です！大人なJINと優しいグクにメロメロです！これからの展開楽しみにしてます♪ (2017年3月14日 1時) (レス) id: 715252302b (このIDを非表示/違反報告)
kaho(プロフ) - みりあさん» みりあさんコメントありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2017年3月9日 22時) (レス) id: 551b2f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
みりあ(プロフ) - 初めまして。こんにちは。ジン二ム素敵すぎてニヤけながら読んでます。更新楽しみにしています！ (2017年3月9日 18時) (レス) id: 5af7b98c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kaho | 作成日時：2017年3月7日 18時
