チキンプリンス ページ2
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午前の業務をやっとこさ終えて、昼休み。
『無理...疲れた...』
はじめて習うことばかりで必要以上に体力を使う。
『食堂行こ、食堂！』
なんてったってここの食堂は有名なパクシェフの監修なのだ。食堂が決め手でこの会社に決めたといっても過言ではない。
午前は自分の仕事に追われて全然他の人とコミュニケーションを取る余裕なんてなかったから、昼休みこそ誰か誘うぞ、と周りを見渡すと。
あっちに3人グループ、こっちに5人グループ、あの今朝のイケメンキムテヒョンは糸目のこれまたイケメンとつるんでいる。
一匹狼してそうな社員、ゼロ。
(クソッ、男ばっかの癖にみんなして女子かよ！グループ社会かよ！)
仕方がない。1人で行くか...
財布だけ持ってとぼとぼと食堂へ向かう。途中、キムテヒョンとすれ違った時に鼻で笑われた。
クソ野郎め...！！
食堂につくと、ずらりと並ぶメニューに釘付けになる。
悩みに悩んだ末、チキン定食にした。
テーブルに座り、一口。
『お、おいしすぎる...！！』
口に入れた瞬間に広がる香ばしい香り、噛めば噛むほど出てくる肉の旨味、絶妙に絡む甘辛ソース...
(し、幸せだ...！！)
「はは、ほんとに美味しそうに食べるね。相席、いいかな？」
声をかけられてハッと顔を向けると、
『ぷ、プリンス！？』
「プリンス？笑」
『あ、いえ...相席、どうぞ！』
どうしようどうしよう。
今朝のプリンスが目の前にいる。しかもチキン定食お揃いだ。
一口食べて、幸せそうな顔をするプリンス。可愛い。可愛い...
「ここのチキン定食ほんとに美味しいんだよね。いろんなメニューがあるけど、チキンが一番。君、見る目あるね。」
『あ、ありがとうございます！えっと...』
「俺はキムソクジン。企画課の主任だよ。」
『キム主任！私、営業のキムAです。』
「今朝ぶつかったトイレちゃんでしょ。覚えてるよ。」
トイレちゃん。なんて不名誉な名前なんだ......
しょんぼりしていると、キム主任が笑った。笑うと幼くなるんだなあ。
「Aちゃんでしょ。覚えてるよ安心して？
じゃあ、もう俺行くね！いつか一緒に仕事できたら、よろしく！」
主任が食堂を去った後、しばらくぼーっとしていた。
こんなんじゃダメだぞ社会人キムA！
いつかキム主任と仕事するために、頑張るんだ！
気合いを一ついれて、職場へ戻る。
午後からの業務も頑張れそうな気がした。
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kaho(プロフ) - chiemamaさん» chiemamaさん、コメントありがとうございます！大人なじんにむと優しいマンネグクたまらんですよね...これからも頑張ります！！ (2017年3月14日 11時) (
レス) id: 551b2f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
chiemama(プロフ) - いつも更新ありがとうございます！JINペンの私には嬉しすぎるお話です！大人なJINと優しいグクにメロメロです！これからの展開楽しみにしてます♪ (2017年3月14日 1時) (レス) id: 715252302b (このIDを非表示/違反報告)
kaho(プロフ) - みりあさん» みりあさんコメントありがとうございます！これからも頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2017年3月9日 22時) (レス) id: 551b2f72f9 (このIDを非表示/違反報告)
みりあ(プロフ) - 初めまして。こんにちは。ジン二ム素敵すぎてニヤけながら読んでます。更新楽しみにしています！ (2017年3月9日 18時) (レス) id: 5af7b98c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kaho | 作成日時：2017年3月7日 18時
