◆019 ページ19
．
もう気分はあの日から最悪。
2日たった今でも思い出すあいつの上裸姿。
『…はぁ、』
「さっきからため息ばっかですね、オンニ。」
ソルは私を見て怪しげな顔で微笑んだ。
「やっぱ、恋愛の悩みですか？」
『いや恋愛なんて、アハ、ハハハ…』
そんなのあるわけ、と言おうとするが
ソルがその前に口を開いた。
「お相手は結婚式場でのあのイケメンですか？
いいなぁ〜！！あのビジュアルでしかも
本部長って呼ばれていましたよね？？？？？
まさか、イケメンな上にお金持ちだったり！？」
『いや、ははは…。
はぁ…最悪』
ずっと気になっていたんです、
と言うソルに私は苦笑い。
「この前もオンニとは勤務時間被ってましたけど聞きそびれちゃったし。だから今日は聞き出してやろう！って思ってたんですよ〜」
それで、どうなったんですか〜と楽しそうに喋るソル。
『どうもこうも、ねぇ。』
酔った勢いで寝ちゃいました〜。
なんて言えるわけがない。
あぁ、思い出しただけで体調が悪くなりそう。
「しかもオンニにアプローチ中って言ってましたよね？
オンニ、断る理由ないじゃないですか？オッケーしたんですか？」
『断る理由ならたくさん…』
私はあいつのどこが具体的に嫌いなのだろうか。
性格？
顔？
もしくは全部
「理由ですか？」
『そりゃ性格悪いし、口を開けば嫌味しか言わないし、
それに、扱いが雑すぎる。絶対私の事女だと思ってない。』
「それで？」
『それで、私のことを……』
あれ、なんだろう。
今一瞬、ソルとは違う声が聞こえたような。
「私のことを、なに？」
『使えそうなやつとか思って利用、して、る…』
「そんなふうに思ってたなんて酷いな。」
目を疑った。
ここは私の職場だし、ましてや勤務中なわけで。
「お、お、おおオンニ！この方って、この前の、」
『や、なんであんたがここに、』
「アンニョン。こいつ借りてもいいかな？」
「あ、ああ！はい！どうぞ！」
「ありがとう、助かる。」
『なに、っ、ちょ！』
「オンニ！上には私からうまく言っておきます！」
いくぞ、と手を引っ張られ
そのままなにも言わずに私の腕を引いて
前を歩くキムソクジン。
あぁ、最悪だ、色んな人に見られてる。
周りの視線が私たちに注目していた。
今日のこいつの背中はなんとなく
悲しげに見えた。
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アイアイ(プロフ) - 内容が好きすぎて何度も見返してます❤️更新待ってます！続きが気になります！ (8月9日 21時) (
レス) @page43 id: ef22ae402e (このIDを非表示/違反報告)
ソア(プロフ) - WWHさん» ありがとうございます😭なかなか更新できずにいたのですがこれからはちゃんと更新していきますのでよろしくお願いいたします🥺 (2022年8月13日 1時) (レス) id: f38870ceaa (このIDを非表示/違反報告)
WWH(プロフ) - 初めまして✨いつも見させていただいてます！！このソクジンの口調といい全部最高すぎます！！これからも応援してます~😭 (2022年8月11日 16時) (レス) @page41 id: 91cce3d1cc (このIDを非表示/違反報告)
ソア(プロフ) - しいんさん» うわああああ😭そんなこと言っていただいて本当に嬉しいです🥲🥲これからこのお話もどんどん更新していこうと思っているので、よろしくお願いいたします！！😭😭😭 (2022年2月4日 23時) (レス) id: f38870ceaa (このIDを非表示/違反報告)
しいん - うあああ…最高すぎます泣できちゃった恋愛をみて主様に恋しちゃいました！！これからも頑張ってください！応援してます~~！ (2022年1月22日 0時) (レス) id: 4349a34933 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソア
| 作成日時：2021年9月9日 14時
