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ハーマイオニーと話していたらマルフォイとパンジーが来た。
ハーマイオニーは勝ち誇ったような顔で見送ったし、パンジーは何も言えないというふうにずっとハーマイオニーを見ていたし、マルフォイはあたしの方を見て、「豚に真珠」と言って笑ってたし(ムカつく！)…。
マルフォイって本当に嫌なやつだわ。
でも顔はまあまあね。と悪態をつきながらハリーを見ていやされそうと思い、ハリーをチラ見した。
「どうしたの？」なんてハリーがあたしの視線に気付いて心配そうに聞いてきたので、マルフォイへのイライラはハリーへのきゅんきゅんに変わった。
ロンはハーマイオニーを一度も見なかった。なぜかはわからないけど、やっぱりクラムに嫉妬しているのかしら。
大広間は何だかキラキラ輝いていて(壁が銀色の霜に覆われていた)、星の瞬く黒い天井の下にテーブルがたくさん置かれていた。
ハリーはつまずかないように必死だったが、
あたしはあたしで、人生で最高のクリスマスかもしれない、と胸を躍らせていた。
さらに奥に行くとロンは今度はハーマイオニーを見ていた。
パドマは膨れっ面だけど、ロンも負けずに膨れっ面だった。
審査員テーブルに近づくと、
マダム・マクシームはその図体に合わず上品に拍手をしながらあたしたち代表選手とパートナーを見た。
「昇進したんだ」
嬉しそうな声がして、ぱっとハリーの方を見たが、ハリーは1人の審査員の横に座っていた。いつのまに、と思ったけど、きっと知り合いなんだろう、話をしていたのでハリーに声をかけるのをやめた。
それから少ししてハリーと審査員さんの話が終わったようなので、席についてただじっとメニューを見、待っていた。
「見て、ハリー。 ダンブルドアがなにか言ってる……あっ、ポークチョップがでてきたわ！」
メニューをざっくり見てからカロリーの低いものを、とシーザーサラダを頼んだ。
すぐにサラダは皿に姿を現した。
すごいわ、これ。
屋敷しもべ妖精って大変だわ、ハーマイオニーが黙ってないわね、と言おうとしてハリーに顔を向けたら、
ハリーも同じことを考えたのか、ハーマイオニーの方を見ていた。
あたしも何となくハーマイオニーの方を見た。
ビクトールがなにか熱心に話し込んでいる。
あたしは何も聴こえないけど……ハリーは聴こえてるのかしら。
ハリーはビクトールを見て、しかめっ面になっていた。
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IZU - 改めてハリー可愛いしかっこいいなって思いました！！ハリー落ち短編集でしか見たことなかったんですけど、やっぱりハリーはいいですね！ (2016年8月30日 17時) (
レス) id: ea97666007 (このIDを非表示/違反報告)
棗野 ｡(プロフ) - ∞トリクシア∞さん» 面白かった、そうコメントして貰えて光栄です。最後のほう、早く終わらせようと焦ってしまい、ちゃんと落ち着いて更新できなかったのですが……こうしてコメント貰えたのでこれでよかったかなと思ってます(単純)。 コメントありがとうございました！ (2015年8月10日 20時) (レス) id: 2e90d9dd81 (このIDを非表示/違反報告)
∞トリクシア∞(プロフ) - とても面白かったです！ ハリー落ちの作品は初めてなんですが、すごくよかったと思います！
(2015年8月10日 20時) (携帯から) (レス) id: dad191b995 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗野 。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=kimotan
作成日時：2015年6月21日 0時
