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「ハリー。すごくすてきだわ……、カッコいい」
あんまりあたしがジロジロ見るのでハリーは顔が赤くなった。
「あ……ありがとう」ハリーは微笑んだ。「Aも、えっと、なんていうか……、すてきだよ」
あたしは嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。それと、穴があったら入りたいほどの気恥ずかしさにおそわれて泣きそうになった。
フラー・デラクールとロジャー・デイビースが一番ドアに近い所にいた。フラーは魅力ある大人のドレスにきれいな顔立ちをしていた。
＿＿あんなにきれいな人になってみたい。きっと女の子はみんなそう思ってるに違いない。
セドリックとチョウはその隣にいた。チョウはそんじょそこらの女の子とはまた格別に違ってきれいだった……フラーは別として。
ハリーがチョウをちらっと見て、ため息をついたのであたしは気をそらそうと呟いた。
「ハリー……、あたし、緊張するわ」
口を開けてビックリしたようだったが、すぐにハリーはクスクス笑いだした。
「どうして笑うのよ」自分でも顔が赤くなるのがわかって、ハリーを見つめた。
「だって、緊張してるのは僕もだから」
ハリーはあたしを見て楽しんでいた。
ビクトール・クラムの横にいるのはハーマイオニーだが、ハリーはまだ気付かないようだった。
「ハーマイオニーはいったい誰と踊るんだろう？」
「あら、すぐ近くにいるわ」
ほら、と指をさす。
「ビクトール・クラムと一緒よ。ね？」
本当にビックリした顔でハリーは、あたしとハーマイオニーを交互に見て、それから最後にクラムを見た。口があんぐり開いている。
「どういうことなんだ？」
シニョンにしたハーマイオニーの髪とフンワリした薄青色の布地のローブ、上品な立ち居振舞い。それの何もかもが信じられない、という風に。
「こんばんは、ハリー！ Aをちゃんとエスコートしてる？」ハーマイオニーがニッコリして挨拶をした。
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IZU - 改めてハリー可愛いしかっこいいなって思いました！！ハリー落ち短編集でしか見たことなかったんですけど、やっぱりハリーはいいですね！ (2016年8月30日 17時) (
レス) id: ea97666007 (このIDを非表示/違反報告)
棗野 ｡(プロフ) - ∞トリクシア∞さん» 面白かった、そうコメントして貰えて光栄です。最後のほう、早く終わらせようと焦ってしまい、ちゃんと落ち着いて更新できなかったのですが……こうしてコメント貰えたのでこれでよかったかなと思ってます(単純)。 コメントありがとうございました！ (2015年8月10日 20時) (レス) id: 2e90d9dd81 (このIDを非表示/違反報告)
∞トリクシア∞(プロフ) - とても面白かったです！ ハリー落ちの作品は初めてなんですが、すごくよかったと思います！
(2015年8月10日 20時) (携帯から) (レス) id: dad191b995 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：棗野 。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=kimotan
作成日時：2015年6月21日 0時
