蝶柄の着物が似合う君 10 【坂田銀時】

当たり前って幸せ ページ25

3代目さんリクエスト


Aside








いつものように迎えに来てくれた銀ちゃんと

歩いて帰る






銀｢今日さ､酒飲もうとしてんだけどいい？｣

｢大丈夫だよ､じゃあご飯いらない？｣









たまに外で飲むことがある彼だけどちゃんと

迎えには来てくれるのだ



神楽ちゃん達に聞いたけど私と付き合い始めて

回数はだいぶ減ったんだとか









銀｢そうじゃなくて､家で飲みてーの｣

｢え､珍しいね｡なら神楽ちゃんが寝たあとかな｣





これは予想外､飲み仲間が予定入ってるとか...？


いや､長谷川さんならいつでも暇だろう(失礼)







銀｢ふは､予想外って顔してんな｣


見事に心を読まれた私は頭を撫でられる






銀｢なんでかって言うとAと一緒に飲みたい
から､つってもお前はジュースな｣

｢私も？｣



これまた予想外な言葉に驚く




銀｢そう､つーわけでスーパー寄るぞ｣



近くの大江戸ストアに寄って銀ちゃんのお酒､

おつまみ､私のジュースとかを買って帰る








...あ､神楽ちゃんの酢昆布も






















銀｢たでーまー｣

｢ただいま｣




ぱたぱたと居間の方から足音が近づいてくる





新｢おかえりなさい､遅かったですね｣

神｢おかえりアル！！｣

定｢わんっ！！｣












こうやって帰る場所があって､おかえりって

言ってくれる人がいて､隣には愛する人がいて





あれ､私すごい幸せじゃん




なんてたまに思う










新｢あ､買い物してたんですね｣

｢今日ね､銀ちゃん宅飲みだって､珍しいよね｣






そういうと神楽ちゃんが鼻をほじりながら

すごい上から目線で


神｢やっと家計の危機に気付いたアルか､節約
を覚えたかマダオめ｣


新｢いや神楽ちゃんも節約って覚えてないよね
食費すごいよ｣





｢ふふ､だからお酒とか買いにスーパー寄ったの｣


神楽ちゃんには酢昆布買ったよ､と言うと

A大好きアル！！なんて抱きついてきた




｢よし､ご飯作ろうね｡今日はからあげでーす｣


神｢まじでか！！｣

新｢Aちゃんのからあげすごく美味しい
からね...！僕も手伝うよ｣










するといつの間にか台所にいた銀ちゃんが





銀｢あれ､プリンねーじゃん｣

神｢私じゃないネ｣

新｢僕じゃないですよ｣

｢.....知らない｣






銀｢...Aー？何その顔､犯人お前か！！｣

｢ふいまへん､食べまひた｣







そんな訳で今日も幸せな1日です

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