一、最期のお願い ページ14
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松陽へ
私が松陽に初めて会ったのは、私がまだ小さい頃だったね。
私はどんどんおっきくなってるのに、松陽はちっちゃいままだったね。
でも、そんな松陽が私は大好きでした。
春は、松陽と桜を見たかった。
夏だって松陽と遊びたかった。
秋だって松陽と紅葉を見たかった。
冬だって松陽と一緒に温まりたかった。
どんな松陽でも、松陽は松陽です。
不死だろうと、松陽は松陽です。
松陽。
もし、もし、いつかまた、松陽に会うことができたら、もう一度『好き』と言わせてください。
『愛していました。』と言わせてください。
松陽は想っていないかもしれないけれど、私は松陽のことが大好きでした。
松陽は、絶対に死なないでください。
死ぬ前にこんな事を言う私をどうか許してくださいね。
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シディア - イベントに参加してくださりありがとうございます。 (2021年8月26日 12時) (レス) id: ff9c05994d (このIDを非表示/違反報告)
シディア - とても良かったです。他の作品の更新も頑張ってください。 (2021年8月26日 12時) (レス) id: ff9c05994d (このIDを非表示/違反報告)
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