束縛強い癖に女嫌いなミンユンギ

キュウ ページ9

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「…だからコイツ､朝から機嫌悪いの?」

グラウンドで3人で昼食を食べていると､私の顔を覗き込んでキム先輩は言った.

あれから彼は親衛隊に何もせずにいたが､私の反応を伺いながら時折話し掛けようとしていたりしていて､お前顔どうにかしろ､険しい顔すんなって心の中でツッコミを入れていた.

そんな私を嫉妬嫉妬って学校に着いてからも囃し立てれば教室の階が違うのですれ違う時に､“今､愛してるって言うなら許してやる事もねえけど?”って言うもんだから､一発リュックを殴って教室に入った.

4時間近くどうシメようかって思ってればもう昼食の時間､いつもの様に3人…って言っていてもミンの隣なんか嫌だから､キム先輩を真ん中に.

「俺何もしてねえんだけど」

「何もしてなかったらこんなにぷるぷる震わせて怒らないでしょ^^;赤ちゃんだからお腹すいてるんだね､ぱくぱく食べてる､美味しい?A」

嗚呼〜〜???キムソクジン､貴方だけは…って無駄だね､知ってた､後煽らないで､もう奥歯噛み締めすぎて痛いの.


『…』


「無我夢中に食べてる､…赤ちゃんってミルク飲むよね?『先輩消えてくれませんか?』…ユンギヤ､呼ばれてるよ『キム先輩です』…^^」


「何でこいつ赤ん坊なの?どう見ても豚だろ」

「うわあ､ヨジャの事怒らせといてまだ煽れるの?仲直りしなよ…だって何か僕達より身長低いし､幼そう」

「発育もままならねえもんな…は?A､今お前怒ってんの?」

「パボヤ!!好きな奴が異性の元に寄って話し掛けようとしたらそりゃ怒るに決まってるでしょう?!!」

『…誰が誰の事好きですって?』

「あ､反応した.赤ちゃんなお前に言うけど､Aがユンギヤね^^」

『…はあ､』


「…っふ…冷静沈着な態度取ろうとしても耳赤くしてるじゃん笑笑笑」


ひい､と引き笑いと共に伸びてきた指が私の耳を撫でる.


『…っぅ､!?…キム先輩!!!』

ぱし､と手を払えばキム先輩は首を傾げてまだ触れようとしてくる.


『ユンギ先輩もキム先輩も…何でそんなに最悪なんですか??』


「愛情表現だぞ､悪いか」


「そうだよ､赤ちゃんはあやさないとね､お腹すいてるんじゃない?ミルクでも飲む?」


『…先輩達普通に皆から人気なのに､何でこんなに変なんですか…??』


「お前の傍に居るぐらいだから変だろ､解決」

「仲直りってことでいいね､はい終わり」


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