ハチ ページ8
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もやもや考えている内に、一日は過ぎ次の日へ.
来るなって言ったのにまだ私の家で私が出てくるのを待つ彼に追い出すなんてできず、会いたくないさながら急いで出た.
「…朝から酷え顔だな」
『こっちだって朝から先輩の顔なんて見たくないですよ…』
とぼとぼ2人で歩き始めた.
通学路に差し掛かる内、また繰り返される情景.
今日は凄いな、ミンユンギ親衛隊(勝手に名付けてる)達がこの野郎に向かって手を振って照れ笑いしている.
「…嗚呼気持ち悪、朝飯戻しそう…」
『先輩モテてるじゃないですか、神対応しないと』
「あんな同じ物ばっかにギャーギャー騒いで無駄に群を作る雌共に誰がモテて嬉しいんだよ、そういうお前はモテてねえから分かんねえだろうけどな…あ?神対応?何だそれ」
失礼だなあ…
ミンユンギ=塩対応でも塵対応の方が当て嵌る.
『…にこって笑うぐらい、赤ちゃんでも出来ますよ、…ほら見てます、早くしないと』
肩をつつく.
「…こうか、」
…って何で向こうじゃなくて私に向かって笑いかけるの???
『…って違いますよ!!向こうに、向こうに向かって!!…先輩馬鹿ですもんね、嗚呼、無駄に運動出来るから走って抱き締めてくれば??』
何で私こんなに怒ってるの…更年期??
「…何怒ってんだよ、嫉妬か?」
『…だから誰が先輩なんかに…っ!?』
目を見て言おうとしたら、突然自分より身長が高い人が影と共に被さってくるので誰だ、と思いつつも先輩しかいなくて…
先輩はあの親衛隊に背を向けるように私を抱擁していて、
『…先輩、』
「…おお、よしよしクソガキちゃん、怒んなよ、な? 更にブスがブスになんだろうが」
親衛隊その他が地鳴りのような叫びを上げ、こいつはそれを聞いて肩でくく、と笑って小声で“ざまあみやがれ、雌豚共”って低く呟いた、気がした.
『…大嫌いです!!やだ、離してくださいって…!!』
全身を揺らしても離してくれず、今のままでも歩けるがこのまま歩き続けるのなんて嫌だ
「…へえ、」
ぱって腕を離し、何だこいつテンションの高落、ジェットコースター並みか??と思い見上げれば、
リュックを怠そうに背負う彼は、軽く走って親衛隊の元へ…
『…う、わ…やりやがった、』
本当にやるとか思わなかったのに、そこに行った彼は親衛隊の傍で歩きながら
私を見ると口角を上げて、“馬鹿”とだけ呟いて.
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リア恋なう - 私もユンギペンです!あと、全く関係ないんですけど、鶏肉のぴって聞いたらすごく鶏肉が食べたくなりました!夜ご飯鶏肉がいいな… 話変わってしまってすみません(ー_ー) 応援しています!頑張ってください! (2020年5月28日 19時) (レス) id: 650fca183a (このIDを非表示/違反報告)
ぴ !(プロフ) - ぎょんすのはーとのお口さん» コメント有難うございます!!ユンギペンですか!?わあ、自分もです!応援有難うございます!!頑張ります!! (2019年12月8日 0時) (レス) id: 420b27c027 (このIDを非表示/違反報告)
ぎょんすのはーとのお口 - 我の推しユンギだぁぁぁ!更新頑張ってください^_^ (2019年12月7日 4時) (レス) id: 7aef2a49fc (このIDを非表示/違反報告)
ぴ !(プロフ) - ルリ子さん» コメント有難うございます!!嗚呼…凄く嬉しいです!!もっと喜んでもらえる様な作品作り頑張ります!!応援有難うございます!! (2019年12月7日 0時) (レス) id: 420b27c027 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ子 - あ!私こういう作品大好きなんです!だから取っても嬉しいです!これからも定期的にチェックしときます!頑張ってください! (2019年12月6日 20時) (レス) id: 8d4e6e492e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴ ! | 作成日時:2019年12月5日 16時