＊君に伝えたいことが＊2

彼女な訳がない ページ8

ユキ「おーい、A、何してんだそこで。」






と、そこにユキ先輩がやって来る。




ユキ「大丈夫ですか？ 立てますか？」





ユキ先輩は倒れたままの４人に気付いて、
遥ちゃんの手を取って、立たせていた。




遥「あっ、すみません……//」






遥ちゃんは少し赤くなっているような気がした。



４人全員が立ち上がったところで、








ユキ「ようこそ、演劇部へ」




とユキ先輩は優しく微笑んでいた。







更に先輩は佳菜子ちゃん達に、
一緒に体を動かそうと誘っていた。






こうして、

４人も合宿飛び入り参加が決定してしまった。




・






・






どうやら、
アスリートでもバテバテになるらしい。




…恐るべし、杏子先生の練習メニュー。








「佳菜子ちゃん、大丈夫？」







飲み物を渡しながら声を掛けると、





佳「うん、燃え尽きたー……」






と佳菜子ちゃんは言っていた。




休憩時間に佳菜子ちゃん、
遥ちゃんと過ごしていると、




佳菜子ちゃんが急に、








佳「ゆづは幸せだよね〜、

こんなに可愛い彼女がいて」







と言ってきた。








「え！？ 彼女！？」







思いも寄らない言葉で驚いたのと、

恥ずかしさで、顔が熱くなる。







遥「え？彼女じゃないの？」




と遥ちゃんにも聞かれる。





「違う違う違う！！」






慌てて否定すると、



２人共、

なんか怪しいよー、と疑ってきた。

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