【ポケモン】旅の途中で【短編集】 (ページ12)

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また噛み締めてるページ12

＊Aちゃんにデレデレなダイゴさん

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...ボクは今、とても幸せだ。
何故なら、世界で一番好きな人を抱きしめているからだ。
ぎゅうっと、この体温がボクは大好きなんだ。

ずっと抱きしめているとAちゃんは顔をあげて"ダイゴさん、どうしたの？"ってとろんとした目でボクに聞いてくるんだ。
その可愛さに耐えつつボクは好きと本音を漏らした。
するとAちゃんは顔を赤くするんだ。
本当に可愛い...。

"好き"、"愛してる"なんて言葉じゃ足りないぐらいなんだ。
Aちゃんはそれを理解していないんだ。
ボクが"Aちゃんは可愛いから、他の男に取られちゃいそうで怖いんだよ？"って言いながら首筋に顔を近づけてキスマークをつけた。

Aちゃんは少し、痛そうな顔を見せた。
罪悪感はあったけどその顔さえも可愛く見えちゃって。
"ごめんね？"って頭を撫でながら言うと"馬鹿..."と言ってくる。
...はぁ、可愛い...。

その可愛さに耐えているとAちゃんは"私だって、心配なんですよ"と頬を膨らませて言った。
ボクはその言葉の意味が分からなくて"どうしてだい？"と聞いた。

ボクは今、きっと情けない顔をしてる。
顔を真っ赤にして、汗を少しかいている。
だってAちゃんが"ダイゴさんカッコいいから、私だって不安なんです！"って...
その言葉、一つにボクはため息をついた。

ため息をついたボクを見つめているAちゃんにボクは"大丈夫、Aちゃんしか見ていないから"と耳元で囁いた。

抱きしめていたからわかる、Aちゃんの体温が上がっている。
そんなAちゃんが好き、大好き、。
それでも"不安"とAちゃんは言った。

ボクは優しく笑って言った。
"じゃあ、分からせてあげればいいのかい？"と。

そう言った瞬間Aちゃんは後悔したみたいな顔をしていたけれど、もう遅い、。
抱きしめていた体勢から、ベッドに優しく押し倒した。
動揺と、顔が少し赤くなっていつもより色っぽいAちゃん。
改めてボクは思う、"ボクはAちゃんが本当に好きなんだ"と。

その乱れた髪も、抵抗のつもりかボクの胸を押してくる動作も。
"いや、って言ってる割にはあまり抵抗しないね"と意地悪そうに言うと核心をつかれたのかAちゃんはさらに顔を赤くした。

また、Aちゃんの可愛さを噛み締めた。