【ポケモン】旅の途中で【短編集】 (ページ18)

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夜行性なページ18

※ほのぼのしてます(多分
※多分、アローラ
※グリーンさん、話、可笑しいです。

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布団に入って何分経ったか。
目を瞑っても寝れず、もどかしい。
気分を変えようとベランダに出ようと思った。
窓を開けようとしたら見覚えのある人影が。

Aだった。
こんな暗い中、何をしているのか。
気になったと言うより、不安の方が勝った。
俺に背を向けているA。
肩に優しく触れ、何してんだよっと声をかけた。
Aはびくんっとしたが直ぐに俺の方を向いて、お茶会と言った。

一人で？、と思ったがAの側にはブラッキーやルガルガン達がいた。
もぐもぐとポケマメを食べていた。
Aは良い香りのする紅茶を飲んでいた。
その香りに目が覚めた俺は、隣いいかと聞いた。
Aは快く了承し、椅子を引いた。

テーブルの上にはアフターヌーンティーやら、紅茶やらが沢山置いてあった。
Aはいくつでも食べていいからね、と微笑んだ。
んじゃあ、と言いピンク色のマカロンを頬張った。
うめーと思いながらAの方を向くとショートケーキを頬張り、にやけていた。
...可愛いと言おうと思ったがやめた。

甘酸っぱい林檎の香りがする紅茶を飲んだ。
俺の口には余り合わなかったから、Aにそっち飲んでいい？と聞いた。
Aは、少し固まったが了承してくれた。
ふっと、軽く笑った。

優しく桃の香りがする紅茶を。
うまいなぁ、と思ったからAにそっち飲んでいいぜ、とにやにやしながら言った。
Aは、顔を赤くしながら黙ってしまった。
可愛いかよ...。
ふと、ベランダからの景色を見る。
満月の月光が海の水面を照らしていた。
綺麗、と思いAの方を見た。

っ...息を俺は呑んだ。
あまりにも美しかったから。
ずっと眺めているとAは、て、照れるからあんまり見ないでと照れていた。
俺自身は驚いていた、こんなに見惚れていたことに。

変な沈黙に気まずくなっていた。
目線を逸らしたくて下を向くとブラッキーやルガルガン達は眠っていた。
Aに、そろそろ寝よーぜと少し震えながら言った。

Aは我にかえったのか、うんと言った。
ベランダから出ようと窓を開きAの手を引いてちゅっと、優しくキスをした。
Aは驚いていたから、可愛いと言った。
ぎゅうっと苦しい程抱きしめた。

ちょっと、肌寒くなったと言ったら私もと。
あー、可愛いっ。
この後、滅茶苦茶キスした。