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北人side
今日はレコーディングだからレコーディングルームへ行く。
「おはようございます。」
壱馬「おう、おはよう。」
陸「あ、北ちゃんおはよう。」
陸さんと壱馬は先に付いていて準備をしていた。
壱馬「なんや、北人今日機嫌良さそうやな。」
陸「うん、顔色いいね。昨日熱出たんじゃないの?」
「はい。でももう完治なんで大丈夫ですよ!」
そんな話をしてると壱馬がニヤニヤしてこっちを見ている。
壱馬「治ったからだけじゃないやろ?」
陸「うん、なんかそんな感じするよね。笑」
「いや?そんなことないですよ?」
壱馬「うん、前もそうやって誤魔化してたもんな。」
やっぱり壱馬は勘がよくて困る。
素直に今までの話をすれば、
陸「いいなー、そういうのー。めっちゃ羨ましいんだけど。」
壱馬「盛大にのろけんなよ。」
「壱馬が話せって言ったんじゃん!」
壱馬「まぁそうなんだけども。笑」
そんな話をしているとレコーディングは始まり自分の番に。
歌詞の甘酸っぱい気持ちと今の自分の気持ちが重なって
心を込めて歌うと自分でも納得のいくレコーディングができた。
壱馬「これが恋の力か。」
「ほんと、やめてよ。笑」
壱馬「いいやん、俺らにも分けてくれって。」
「まぁ、いいけどね?」
壱馬「なんや、ムカつく奴やなぁ。」
この気持ちがプラスの方向に働いてる気がして嬉しかった。
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作者名:Jellyfish | 作成日時:2021年12月3日 17時