充電。 ページ9
「じゃぁ行くね？」
「行ってらっしゃい。」
玄関先の鏡でニット帽とマスクを付けて。
髪を整えてる裕太を見ながら
あぁ、暫く会えないんだなって
少しだけ寂しい気持ちになってしまった。
大事なお仕事があるから
事務所からも必要最低限での外出をと言われてるみたい。
だから昨日突然来てくれたのかな？
髪を整えて、コートをピシッと正して
こっちを向いた。
「行ってきます。」
「うん。いってらっしゃい。」
暫く会えないのは寂しいけど
裕太の仕事を支えるプロ彼女になる為に
ここは笑顔で送り出さないと。
「来てくれてありがとう。
シュークリームも。」
「うん。じゃぁ、」
玄関のドアを開けて裕太の足が一歩踏み出す。
広い背中をこちらに向けて、
スローモーションに見えるのは
名残惜しいのかな。
「A。」
「…え？」
くるっと向きを変えて
いつの間にか私は裕太の胸の中にいて
「充電。」
裕太の頭が私の肩に乗った。
「ーーーっ、」
胸がギュッと。
キュンと？
わかんないけど
愛おしい気持ちが溢れてきて
裕太の背中に手を回した。
そのまま軽く唇にキスを落とすと
裕太の顔は嬉しそうに笑ってて。
「頑張ってくる。」
そう言って、私の家を後にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 804人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たまみ(プロフ) - 続き待ってます！ (2021年12月8日 18時) (
レス) id: cb87a6a008 (このIDを非表示/違反報告)
Megu(プロフ) - うわぁー...つづきみたい... (2021年9月5日 23時) (レス) id: 53ea6f44f6 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年5月29日 0時) (レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年5月23日 0時) (レス) id: 3c9e6364e5 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 続き待ってます(*^-^*) (2021年5月15日 22時) (レス) id: 41dc70dfaa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たまこ
| 作成日時：2021年2月10日 23時
